現役脳神経外科医が教える“アイデアをひらめきやすい脳”にする、たった3つの習慣

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現役脳神経外科医が教える“アイデアをひらめきやすい脳”にする、たった3つの習慣

みなさんは、上司やクライアントに「新しいアイデアを出してくれ!」と言われて困ったことってありませんか? また、仕事じゃなくても、たとえばデートでパートナーから「いつもと同じじゃつまらない」とか「サプライズはないの?」とか、突然、無理難題を要求されたりしたことがあるのではないでしょうか。

 

このような要求に応えるには、誰もが思いつかないような新しいアイデアが必要なのですが、そもそも「新しいアイデア」って何でしょうか?

 

新しいアイデアというものは、「無」から突然生まれるようなものではなく、すべて過去のアイデアの「組み合わせ」であったり、「視点の違い」から出てくるものなのです。

 

たとえば、どんなに腕の良い釣り師がいても、釣り堀に魚がいなければ決して釣れないように、「記憶」がなければ決して新しいアイデアは発想できません。

 

新しいアイデアは側頭葉にある記憶(魚)をもとに、前頭葉(釣り師)がいろいろ組み合わせてできるものなのです。

 

では、新しいアイデアを生み出すには具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。そこで私からみなさんへ、「3つの習慣」を身につけることをおすすめします。

 

 

まず第1の習慣ですが、「釣り堀に魚をたくさん入れること」。すなわち、脳の中にできるだけ情報を詰め込む作業、「情報収集」を行います。

 

通勤中の電車の吊り広告や新聞の見出し、ニュースサイトの巡回、SNSなど情報収集する機会はいくらでもあります。また、隣に座った自分とは性別も世代も違った人の会話に聞き耳を立てることも、極めて有効な情報収集法です。私は記憶に自信がないので、オンラインで同期できるメモアプリを活用して情報収集をしています。

 

第2の習慣は、「釣り師の能力を上げること」。すなわち、前頭葉の能力アップです。

 

嫌な上司から無理やりアイデアを出せと言われたり、自分に興味がないことでは、なかなか快楽物質のドーパミンが放出されないので、前頭葉の力が出せません。そんなときは無理やりにでも楽しんでいると思い込んで、新しいアイデアを出すことを心がけてみましょう。どうしても煮詰まった場合はさっさと切り上げて違う作業をしたり、寝たりして、前頭葉(釣り師)を休ませましょう。

 

 

そして第3の習慣は、「魚じゃないものが連れたとしても、それを受け入れること」。

 

「こういうものなのだ」「こうでなければならない」といった固定観念は、新しいアイデアの創出の足かせになります。視野を広げて、視点を変える作業を心がけることが重要です。ちまたにあふれている情報や習慣を壊すこと。既定路線や予定調和なんてくそくらえというような心意気。そして、大人を困らせる子どものように「なぜなぜ??」と考える習慣ができると、そこから新しいアイデアが生まれてくるでしょう。

 

周りにいるアイデアマンたちは、多かれ少なかれ情報収集をしていますし、前向きに物事に取り組んでいますし、従来の考え方にとらわれていないはずです。みなさんもこの習慣を身につければ、かならずアイデアマンになれますよ。

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脳神経外科医

菅原 道仁

All About「家庭の医学」ガイド。現役脳神経外科医。脳血管障害を中心に、救急医療からリハビリテーション、予防医療までの現場経験を元に、くも膜下出血・脳梗塞・認知症などに代表される脳・神経の病気について、...

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