【SNSで話題】農薬じゃない!? 「野菜を水に浸すと浮いてくる油分」の正体は?

コラム

citrus 編集部

 

 

SNSで話題になっているブロッコリーのワックスブルームという物質。いったいどのようなモノなのでしょうか? 野菜ソムリエプロであり、野菜とフルーツに詳しい江戸野陽子さんに、詳しくお話をうかがいました。

 

ワックスブルームとは果粉とも言われており、植物が分泌する蝋(ロウ)物質のことです。白い膜状になっていることもありますし、粉がついているようにも見えることもありますが、たしかに一見すると農薬に見えるかもしれません。しかし農薬は目で見えるようなことはないので、白っぽいものがあったら、それはブルームです。

 

ブルームは、植物自身が薄い蝋の膜を纏うことで水分の蒸発を防いだり、風雨から自身を守ったりするために発生していると言われています。

 

江戸野さんによると、新鮮なものほどブルームが多いので、鮮度の指標にもなるそうですが、気になる安全性などについては、

 

ブルーム自体に害はありません。食べても大丈夫ですが、洗うと流れ落ちるので、口に入ることはあまりないかもしれません。採れたてをそのまま食べる場合は、口にするかもしれませんが、害はないので安心してください。

 

ちなみに、ブロッコリー以外でもブルームが発生する食物は?

 


ブロッコリー以外だときゅうりのブルームが有名で、ブルームが発生しないブルームレスきゅうりが品種改良で作られたくらいです。それ以外ですと、ブドウ、リンゴ、スモモ、ブルーベリー、すいかなどでよく見られます。


ブロッコリーの正しい洗い方についても教えてもらいました。

 


ブロッコリーを洗うときは、小房に切ったものをたっぷりの溜め水に浸してください。細かい蕾の部分に汚れや虫が入り込んでいることがあるので、汚れを浮かしてから、水を替え、仕上げにきれいな水で(流水でも溜め水でもどちらでも)洗いましょう。

 

江戸野さんによると、ブルーム自体は通常の汚れを落とす感覚で簡単に洗い流せば大丈夫とのことですが、もし残留農薬を気にする場合は、有機・オーガニック・特別栽培(無農薬)を選ぶと安心といえるようです。

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