温泉の秋に要注意!秘湯でしてはダメな5つの流儀

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そもそも温泉の定義は、下記のいずれかを満たしていればOK。

 

「地中から湧出した時の温度が25度C以上」
「溶存物質が規定量以上ある」
「指定された18種の成分のうち、ひとつでも規定値以上含まれている」

 

温泉法で定められている温泉の種類は、地中から湧出する温水、鉱水、および水蒸気、その他ガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)の4種類。

 

温泉自体の効能はもちろん、実はそれを取り巻く環境も、温泉療養の重要なポイント。つまり、秘湯と呼ばれるような自然に囲まれた場所に行けば、森林浴効果なども期待できるし、美しい風景を眺めれば、日常生活のストレスからも解放。体だけでなく心も健やかにしてくれるのが秘湯の魅力なのです。

 

アウトドア派ならずとも行きたくなる山の中の秘湯ですが、その際に注意すべき点を日本秘湯を守る会会長の佐藤さんリストアップしてもらいました。

 

 

マナーを守って、秘湯を存分に楽しみましょう!

 

1.露天で一献は思わぬ事故に
野趣あふれる秘湯の露天風呂で、日本酒を一献、というのは絵柄的には美しいけれど、心臓にはかなりの負担がかかるから厳禁です。入浴前に30分ほど休憩をとったり、水分をしっかりと補給しておくなどしておくとのぼせにくいですよ。

 

2.水源地でのシャンプーなどはNG
川沿いにある野湯や、山小屋にくっついている温泉などは、水源地になっている場合も多いです。そういう場所でのシャンプーや石鹸の使用などは、基本的にNG。まずはその温泉の人に使ってもよいか確認すること。

 

3.入浴後に洗い流すのは言語道断!
よく、温泉に入った後にシャワーなどで洗い流す人を見かけますが、そんなことをしてしまっては、せっかくの温泉効果も台無し。温泉成分で体をコーティングするのが温泉の効能を最大限に享受するコツ。ただし、皮膚の弱い人は例外です。

 

4.山の上の温泉では湯冷めに注意
入浴直後は血管が拡張しているので、体温が発散しやすい状態になっています。温泉で温まった体と、外気温の差が大きい山の上の温泉などは、特に注意が必要。
対策としては、温泉から上がる前に足元や手に冷水をかけて、広がった血管を収縮してあげるとよい。入浴後、すぐに野外へ出なければならないような温泉の場合は、髪を濡らさないようにするのも大事。

 

5.温泉と火山の密接な関係
日本は有数の火山国家。なので、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉も多い。当然のことながら、火山のそばにある温泉も多いのですが、火山活動をきちんと調べるインフラが整っていないのが現状。ただ、ネットなどである程度の情報は得ることができます。

 

【教えてくれた人】
日本温泉協会常務副会長/日本秘湯を守る会会長
佐藤好億さん

 

日本秘湯を守る会の創設メンバー。温泉というものを地域の財産と考え、日本の原風景を守るために様々な活動を行なっている。自身も福島県で大丸あすなろ荘を経営する、秘湯の生き字引的存在。

 

 

構成/櫻井 卓

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