まさかの食べ物で大病になった女性

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日常に潜む危険。軽い気持ちで食べたある物で思わぬ病気を発症させてしまう事がある。東京都に住む、Yさんはこの夏、そんな体験をした。

 

Yさんは結婚2年目。幸せに暮らしていた。ところが3か月前のこと…Yさんが突然倒れた。

 

その少し前…母と2人で買い物に出かけ歩いていた時だった。体にある異変が。突然、手足の感覚がなくなっていた。

 

すぐに都内の病院へ向かったYさん。握力は極端に弱く、腱反射もない。実はこの症状…ある物を食べたことがきっかけで起きていたと後に判明する。

 

実はYさん、異変は数日前から起きていた。何もないところでなぜかつまずく…足の感覚が鈍っていて、痺れているような状態。

 

さらにその3日前、いつものようにコーヒー牛乳を口にした時のこと。口の中がピリピリする...それはコーヒー牛乳がまるで炭酸のように感じた。

 

医師はある病気を疑っていた。それはギラン・バレー症候群。10万人に1人か2人の割合で発症するとされる神経疾患。 主に筋肉を動かす運動神経が異常をきたし、手足に力が入らなくなるなどの症状が起こる。

 

通常、細菌やウイルスから体を守るために作られる抗体。だが、ギラン・バレー症候群になると…その抗体が誤作動を起こし自分の末梢神経を攻撃してしまう。これにより痺れや筋力の低下。進行すると、やがて麻痺など、症状は長期的に及ぶことになる。

 

検査の結果、Yさんもギラン・バレー症候群を発症している事が判明。すぐに入院することになったが、病状は急激に進行。痺れは悪化し自分で歩く事すらできなくなった。

 

 

■原因は暑い日に食べたアレだった!

 

実はギラン・バレー症候群の進行は早く、発症から2週間~4週間でピークを迎えると言われている。これまで大きな病気もなく健康を自負していた彼女がギラン・バレー症候群になった理由。それは...ある食べ物が原因だった!!

 

ギラン・バレー症候群の発症原因の多くはある細菌に感染することから、と言われている。それが...カンピロバクター。

 

実はこのカンピロバクターという細菌には人間の末梢神経と似た成分を持つものがある。 そのためカンピロバクター菌を攻撃するはずの抗体が誤って末梢神経を攻撃する事があり、 これによりギラン・バレー症候群を発症させる。

 

カンピロバクターによる食中毒は鶏の生肉を食べて発症する事が多いが、 彼女には心当たりがなかった。

 

しかし食中毒といえば思い当たる節があった。 それはコーヒー牛乳が炭酸に感じた日のさらに1週間程前の事... 彼女は近所のパン屋でタマゴサンドを買った。

 

Yさんは、そのタマゴサンドをすぐには食べなかった。 この日の最高気温は32.7度。 Yさんはタマゴサンドをカバンに入れたままにしてしまった。

 

その翌日、消費期限は前日までだったが、「まあ大丈夫だろう」と思い、 そのタマゴサンドを食べてしまった。 この食中毒が原因で、Yさんはギラン・バレー症候群を発症してしまったとほぼ断定された。

 

 

その後、Yさんは免疫グロブリン治療という健康な人の抗体を点滴する治療を行い、 10日後には握力も戻り退院。

 

ただの食あたり...だが、それがもとで思わぬ病気を呼び込むこともある。 口にするものは慎重に...!(2018年10月9日放送)

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