ヤダヤダ病のわが子への処方箋

人間関係

 

「ヤダ!」「やりたくない!」

お子さんのそんな言葉にカチンときたことのあるお母さんは、いらっしゃいますか?

 

「そんなにたくさんさせようなんて、思ってないんですよ。なのに口を開けばイヤイヤ、ヤダヤダ…参ります……」
そんな話を何度も伺ったものです。

 

お母さんとしては、すぐサボりたがるお子さんにイライラしてしまうようです。が、それはサボりとは限らないと思いますよ。もしかしたら、本当にイヤなことかもしれません。生理的に受け付けないことかもしれません。他のことがしたいという思いを押し殺しているのかもしれません。

 

そんな、いろいろな可能性の中で、私が一番、意識したいと思っているのが、「できない自分と直面したくない」「できない自分をお母さんに見られたくない」という可能性です。

 

低学年の担任をしていた時、スキップができない子がいて、一緒に練習したことがありました。その時、まず大変だったのは、体育に参加しようとしなかったことです。固まってしまって、そもそも、動きませんでした。

 

学校は、できないところからスタートするわけですが、気持ちとしては、そう思えない子もいます。それを少しずつでも、心をほぐして、体を動かしていけるように、一緒に時間をかけました。

 

できない自分をお母さんに見せたくないし、何より、自分で自分がイヤ。そう思っているなら、何かをスタートする時に、いちいち心が引っかかってしまいます。

 

それはもちろん、できないよりは、できた方がいいでしょうが、できなくていいよ、というところからスタートした方が良さそうです。

 

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私立小学校校長

青木洋介

1976年生まれ、都内私立小学校校長。 2013年「むさしの学園小学校の母親を変える教室」出版。 低学年から高学年までの担任を経験する中で、子どもが安心して活躍するためには、まず、母親がイキイキしていることが大...

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