明石家さんまやダウンタウンの“即興力”をマネる方法。ウケる人とスベる人を徹底比較

人間関係

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普通に話しているのに必ずウケる人、何を言ってもただスベる残念な人…その違いはどこにあるのだろうか? ときには新入社員に求められる能力の1位として「コミュニケーション能力」が挙げられるなど、おもしろい話をすることへのニーズは高まっているといえる。

 

ウケる人といえば、お笑い芸人だが、彼らは複雑なお笑いセオリーをプロとして身につけている人たちだ。では、一般人でもウケる人になるにはどうしたらよいか、それを教えてくれる1冊が、『ウケる人、スベる人の話し方』(渡辺龍太/PHP研究所)である。渡辺龍太氏は、放送作家であり、即興力養成講師としても活躍中である。もともとお笑い芸人を志し、アメリカに留学した渡辺氏は、インプロ(即興力)というアドリブトーク術に出会った。インプロとは、その場の状況に応じて、即興で場が盛り上がる会話ができるようになる科学的に研究されたコミュニケーションメソッドのことだ。本書は、アメリカでインプロを学び、プロ芸人への指導経験も豊富な渡辺氏が教える「センス不要の鉄板トーク術」である。

 

本書では、会話の公式、考え方、コミュニケーション、話し方、対応力の5章から成る全44項目により、「ウケる人」と「スベる人」を徹底的に対比する形で紹介している。いくつか挙げてみよう。

 

・ウケる人は、ツッコミの間を重視
・スベる人は、ツッコミの言葉を重視

スベる人の多くは、ツッコミでウケを取ろうとする人だそう。ツッコミをする場合は「短くシンプルに」がポイントだ。明石家さんまさんやダウンタウンの浜田雅功さんが、相手の話に疑問や矛盾を感じた時に絶妙のタイミングで使う、「え?」とか「なんですか?」というようなシンプルな言葉のツッコミがお手本になる。

 

・ウケる人は打席を作る
・スベる人は打席を待つ

ダウンタウンの松本人志さんは笑いのカリスマとして有名だが、そんなカリスマでもすぐにウケないということもある。そんなときに松本さんはウケるまで粘って何回も言葉を続けるそうだ。これは、相手から笑いを取ろうとして何かを発言した回数(笑いの打席)を増やすためなのだ。とにかく打席数を増やすため、ダメ元でチャレンジしてみよう!

 

・ウケる人は、どんな出来事も笑いに変える
・スベる人は、笑い話に変える能力がない

絶対に大丈夫! からの大失敗の流れはお笑いでは鉄板だ。負の経験をしたら、ネタに最適! と自分の笑い話に変えよう。

 

・ウケる人は、人を気にする
・スベる人は、ネタを気にする

会話の最中には、自分自身がおもしろいと思うかどうかではなく、「相手がおもしろいと思っているか」だけに集中することが大事だそう。相手をよく観察することが必要である。

 

相手をよく観察し、相手の好みを踏まえて、タイミングよく相手の心に届く言葉をかけられる「ウケる人」は、男女問わずにいろいろな場面でモテるだろう。本書を読むと「ウケる人になる」ためのコミュニケーションの方法がよくわかる。ウケる人になって楽しく過ごしたいという人だけでなく、話すのが苦手という人にも参考になる内容が満載だ。

 

 

文=泉ゆりこ

 

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