「すみません」ではなく、「ありがとう」と言える人になるには

話題

 

素直に甘えるって、難しい。まずは、「ゴメンね」ではなく、「ありがとう」を習慣づけたい。

 

先日、例によって、スターバックスでコーヒーを飲んだのですが、隣に就活中と思われる女子大生二人組が座っていました。一人はスーツ姿で、もう一人は私服姿でしたが、スーツ姿の子は、その日、ある会社のエントリー開始だったらしく、友達に手伝って欲しかったようでした。ところが、何か忘れ物をしたのか、手違いがあったのか、サイトへの接続がうまくできず、せっかく友達に来てもらったのに、できなかったという雰囲気が感じられました。

 

その時、スーツ姿の子は、「ゴメンね、ゴメンね」「交通費も出すね」と、友達に謝り通していたが、妙な心のザワザワを私に残しました。

 

謝る気持ちは嘘ではなかったと思います。心がこもっていないという感じではありませんでした。が、言葉の奥から自信のなさが表れているように私には感じたのだと思います。その後は、筆記試験対策を二人でやっていて、今度も、やはりスーツ姿の子が、友達に解き方を教わっていました。

 

また、ゴメンね、ゴメンね、かなと思うと、今度は、また雰囲気がガラリと変わって、明るく、楽しそうな雰囲気が滲み出ていました。手伝ってもらったのは同じなのに、隣で座っていて、受ける印象が全然、違う。

 

その違いは……? 言葉です。

 

後半の試験勉強の時は、「あ~わかった~ありがとう~」と、感謝の言葉が多かった。

 

私も、つい、何かをしてもらうと、「すいません~」と言ってしまうことがあります。何か、迷惑をかけてしまったことの方が、先に立ってしまい、感謝よりも、謝罪の言葉が先に出てしまうようです。人に何かしてもらうなんて、申し訳ない。謙虚なようで、実は傲慢さもあるような気がします。

 

「ありがとう!」と、気持ちよく、明るく、素直に言えるためには、自分に自信が必要かもしれません。ただ、それは、何かができる、とか、何かを持っているというような、明確な自信ではなくて、「人に優しくされることもある」という、むしろ「受け入れる勇気」だと思います。

 

「あ、すみません!」が、つい口に出てしまうなら、「ありがとうございます」と、ゆったり言える心のゆとりを持ちたいな、と思いました。

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私立小学校校長

青木洋介

1976年生まれ、都内私立小学校校長。 2013年「むさしの学園小学校の母親を変える教室」出版。 低学年から高学年までの担任を経験する中で、子どもが安心して活躍するためには、まず、母親がイキイキしていることが大...

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