超合理的!? マクドナルド「クラブハウスバーガー」の販売手法に疑問

ビジネス

 

業績が回復傾向にあるマクドナルド。次々と新商品を発売し、注目度も増しつつある。今回発売された「クラブハウスバーガービーフ」と「クラブハウスバーガーチキン」も、その見ためとボリューム感で、ファンを喜ばせるかもしれない。だが、その販売手法に、低迷する企業の“裏の顔”が見え隠れする。「新商品を買わせるための“下品な手法”」というのは、言い過ぎだろうか。この新商品の販売期間中、「クォーターパウンダー・チーズ」と「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」の販売を
休止しているのである。

 

「クラブハウス」と「クォーターパウンダー」は、具材の違いはあるものの、バーガーの方向性としては同じである。ビーフパティに存在感のあるバーガーで、肉好きファンとしては選択を迷う。「クラブハウス」のビーフパティは、通常バーガーの1.7倍のボリューム。「クォーターパウンダー」の方は、2.5倍。肉を重視すれば、「クォーターパウンダー」を選んでしまう。この選択を回避するために、「クォーターパウンダー」を休止させたのではないかと勘ぐってしまう。

 

これは、ファンを裏切る行為である。

 

「クォーターパウンダー」を食べたいと思って来店した客を落胆させ、無理やり「クラブハウス」を奨めるのである。これは私の推測だが、確信を持つに足る“証拠”が、店舗及びサイトに表示されている。

 

擬人化した「クォーターパウンダー」の言葉として、以下のように記されている。

 

クォーターパウンダー
4/27(水)〜5月末 お休みします

なんでも、こんどのクラブハウスバーガーは、具材が多くてとってもおいしい手の込んだバーガーらしく……
「クラブハウスバーガーづくりに集中したい!」と、相談されました。同じアメリカ生まれ、かわいい後輩バーガーのためなら仕方ありません。みなさま、しばし、お別れです。その間、何とぞ、クラブハウスバーガーを、
よろしくお願いいたします。
 

あまりにも白々しく、あざとさを感じてしまう。またしてもファンを欺くのか。言い訳をするにしても、もっとマシなことが書けなかったのか。この手の戦術は、あまり日本では使われない。合理的なビジネスを展開する、アメリカ的な戦術だと言える。

 

やはり、あの人の厳命なのか?

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佐藤きよあき

佐藤きよあき

1961年兵庫県生まれ。広告デザイン会社にコピーライターとして勤務の後、プランナー・コピーライターとしてフリーランスに。モノづくりへの興味から、仕事を継続したまま、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手...

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