お金持ちになりたくて、お金持ちの真似をする……は正しいのか

マネー

 

誰でも金持ちになりたいと思います。もちろん、金持ちになれなくとも、喰うに困らない程度のお金は確保したいモノ。
「お金なんてあればあるだけ大変だよ!」なんていうのは、お金持ちの言い分であって、喰うに困る状態では無いよりあった方が良い。貧乏人からしてみれば、「金持ちの悩みは贅沢な悩み」だって話。必要以上に稼いだと思えば、寄付したって良いのですからね。まぁ、本物のお金持ちは、気持ちにも余裕があるでしょうから、寄付は常にしているのでしょうけれどもね。

 

で、面白いのが、「お金持ちになりたい!」って人が、何かにつけて、お金持ちの人がやっていることを真似するってこと。すべての面で真似をするのならばいいと思うのですが、ラクなところや目に見えている部分を真似するってこと。

 

例えば、サイフは2年毎に買い替えて長サイフを持つだとか、靴やアクセサリーは高級品を身につけるだとか……どうでもいいことだと思いませんか?

 

長サイフでも二つ折りのサイフでも何も問題ないですよ。サイフはお金を入れる道具であり、長サイフを持つとお金持ちになれるわけでは無いのですから。高級品を身につけるのも、余裕のない状態で身につけてもどうなんでしょうかね?

 

「そんなもの当たり前じゃないか!」とおっしゃる方がほとんどなのでしょうが、ご相談頂く方々の中には真剣に「サイフは黄色い長サイフでなければならない」とおっしゃっていた方がいましたのでビックリでした。

 

高級品を身につけたからと言ってお金持ちになれるわけではなく、借金だけが増えてしまうのでは? 「それって本末転倒じゃない?」と私は思うのですが、「先行投資です」と胸を張って言われてしまうと、疲れがドッと出てくるだけ。

 

お金持ちは何処まで行ってもお金持ちであって、気持ちが違うんですよね。どのくらいの資産や現金があればお金持ちなのかは分かりませんが、喰うに困らないお金があって、何かがあればポンっと寄付をためらわない方をお金持ちだとすると、気持ちに余裕があるんですよ。別に黄色い長サイフを持っていたり、高級時計を身につけていたりと言うことではないんです。そういう方が身につけているモノが、高級に見えてしまうんですよ。

 

社会人になりたての人が、スーツに着せられているような姿は、初々しく感じますが、高級品を身につけていても、全く似合っていない人って街中にゴロゴロいるじゃないですか? 何故か身につけている高級品のほうが、似合っていない人から浮いちゃうんですよね、不思議なことに。

 

まずは、身の回りを小奇麗にすることから始めれば良いんじゃないですかね? 気持ちに余裕が出てきたときには、もう1ランク上のモノが待っていると思いますし。お金に余裕がなければ気持ちに余裕がなく、気持ちに余裕がなければお金は逃げていく。

 

お金持ちになりたくてお金持ちの人の真似をする本当のところは、持ち物や目に見える行動じゃないと思いますけどね。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

ファイナンシャルプランナー

中村 毅

FP-RECO ご当地FP。1969年東京生まれ 某商社系運用会社にて個人向け資産運用を提供。退職と同時にファイナンシャルプランナーとして『何故、人は損をする行動を好んで取るのか?』をテーマに、個人向けライフプラン...

中村 毅のプロフィール&記事一覧
ページトップ