熊本震災に対してのホンダの“速すぎる支援”の理由

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相京雅行

4月14日に起こった熊本の震災翌日にホンダは支援を決定し実施しています。

 

熊本にはホンダの国内唯一の二輪車生産拠点があります。

 

くまモンモンキー

 

地域との結びつきも強く熊本のPRキャラクター「くまもん」仕様のバイクを作ってしまうほど。

 

地域のつながりが速めの支援決定に繋がったとも言えますが、4月14日の夜に起こった震災に対する支援を翌日に決定するスピードは神対応としか言いようがありません。

 

車やバイク関連企業が支援内容を発表したのは……、

 

トヨタ……4月16日

 

日産……4月19日

 

スズキ……4月19日

 

ヤマハ……4月25日

 

カワサキ……4月21日

 

車やバイクに限って掲載しましたが決してこれらの企業の支援発表が遅いわけではなく、他の企業に比べてホンダの支援内容発表は速すぎるんです。

 

 

■ホンダの対応が速かったのは自然災害に見舞われ続けたから

 

何故これほどホンダの対応が速かったのかと言えば……、過去にも自然災害による被害を受けているから。2011年にはタイの洪水による被害でホンダのタイ工場が甚大な被害に見舞われました。当時日本国内で爆発的に売れていた原付2種スクーターPCXの生産がストップしてしまい、大量のバックオーダーを抱えました。

 

更に同じく2011年に起こった東北関東大震災では、栃木の本田技術研究所四輪R&Dセンターが被災し天井が落ちるなどして、30人以上のけが人を出す結果となりました。ホンダは自社が災害に見舞われてきたことで、災害時の対応が磨かれてきたといえるでしょう。

 

 

■ホンダは支援内容もすごい!

 

先ほど例を挙げた企業の支援内容を見てみましょう。

 

●トヨタ

・総額1000万円の義援金とマッチングギフト

 

●日産

・義援金1000万円と電気自動車100台の貸し出し

・飲料水(500ml)6,000本、白米(アルファ米)2,750食をはじめとする食料や日用品等の物資

 

●スズキ

・義援金300万円

 

●ヤマハ

・義援金300万円

 

●カワサキ

・義援金1000万円

 

日産が頑張っている印象がありますが、ホンダは更にすごいです。

 

●ホンダ

・義援金5000万円

・発電機および非常食や飲料水などの提供

・熊本県震災エリアの通行可能な道路の参考情報として、Honda「インターナビ」による道路通行実績情報を「Googleマップ」および「Yahoo!地図」にて一般公開を開始

 

まず義援金の額が圧倒的に大きい。更に災害時には避難所などで役に立つ発電機もありがたいですよね。前述したとおりホンダの熊本工場は国内唯一の生産拠点。1日に750台製造されていますが、今はまだ稼動停止しており5月6日から徐々に生産を再開するようです。

 

ただ建屋の被害は大きく、復旧は8月頃になるとのこと。

 

ホンダの販売店に確認したところ、新車の入荷時期は未定になっているとのこと。こんな時は過度な自粛ムードは避けたいところですが、ホンダの欲しいバイクがあるなら他のバイクで妥協せず、「待つこと」が支援につながるかもしれません。

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相京雅行

スクーターからビッグバイクまで、幅広いジャンルのオートバイパーツの開発を手がけ、ライフスタイルに合ったバイクを提案。

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