コンビニ食ばかり、疲れやすい…食生活が原因の「うつ」、その症状と対策は?

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これといった原因もないのに、やる気が出ず、快眠できない…。「うつかも?」と、メンタルクリニックのお世話になる前にセルフチェックしたいのが、「栄養型うつ」の可能性です。

 

初めて栄養型うつという言葉を聞いた人にも、ズバッとわかりやすく答えてくれるのが、『血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術』(奥平智之/ベストセラーズ)です。

 

著者の奥平智之氏は精神科医にして漢方医。栄養型うつという言葉の名付け親でもあります。著者によれば、「栄養型うつ」とは、偏食など、栄養不足や栄養バランスの乱れと生活習慣が原因となった、ココロとカラダの不調のこと。本書は、マンガや図を使いながら、栄養型うつの基礎知識、主な6タイプの解説、症状改善のための食事術やレシピなどが網羅されています。本書で紹介されている栄養型うつの6タイプからいくつか紹介しましょう。

 


■タイプ1:女性(テケジョ)・女の子(テケコ)に多い「鉄欠乏うつ」

 

本書によれば、女性は生理が始まったときから鉄欠乏の状態で、それが高じてしまうと、うつ症状のような形で出てしまうそうです。

 

例えば、爪のアーチが少なく柔らかい・割れやすい、夕方以降に足がムズムズする、あざができやすい、乾燥肌、注意散漫で多動、冷え性・疲れやすい、やる気が出ない…といった項目が多く該当する女性は、「テケジョ(鉄欠乏女子)」=「鉄欠乏うつ」を疑ってみた方がいいそうです。

 


■タイプ2:一人暮らしでコンビニ食ばかりの学生世代に多い「Bタンパク欠乏うつ」

 

栄養型うつの症状で悩むのは女性だけでなく、本書にはある男子大学生が登場します。生活の特徴は、お菓子やジュースが大好きで糖質過多、肉・魚・卵はあまり食べず少食、カップ麺やコンビニおにぎりだけの食事がしょっちゅうある、集中力や記憶力が低下、口内炎がよくできる…などです。

 

こうした食生活の結果、家でのゲーム遊びには夢中になるものの、引きこもり気味でアクティブになれず、精神的なうつを自ら疑ってしまうのです。

 

 

■タイプ3:日傘・アームカバー必須の紫外線カット女性に多い「ビタミンD欠乏うつ」

 

日差し(紫外線)というのはデメリットばかりではなく、皮膚に当たることで「ビタミンD」の生成を促してくれます。その紫外線を徹底的にカットしていると、ビタミンD不足により、ココロとカラダに不調が現れるそうです。

 

このほかにも栄養型うつには、太ることを警戒しすぎる女性に多い「コレステロール欠乏うつ」や、中高年に多い「亜鉛欠乏うつ」、アルコールやカフェイン摂取量が多い人がなりやすい「マグネシウム欠乏うつ」があるそうです。

 


■「栄養型うつ」を改善させる食事術は?

 

本書の、「各タイプに共通する食事術」で挙げられる基本の3本柱は、


(1)栄養素の充足
(2)糖質過多の改善
(3)炎症の改善(腸環境の改善)


です。それぞれの症状タイプに対応する具体的な食事レシピや、食べるときの注意点などについても詳しく説明されていますので、ぜひ本書で確認してみるといいでしょう。それほど深刻に悩んでいるわけではないという人にとっても、日々の生活をもっと快適にするためのヒントが盛りだくさんです。

 

筆者自身も、本書で挙げられた症状に思い当たるフシが多々あり、「そうか、精神を病んでいるから“うつ”だというだけではないんだ」と、改めて食事と栄養バランスの大切さを思い知らされました。

 

「もしかして、私もうつ?」と悩んでいる方は多いと思います。ぜひ、本書で「栄養型うつ」の基礎知識を学んでみましょう。

 

著者が注意するのは、「精神的なうつなのか栄養型かどうかは、自己判断しないこと」。そして、2週間以上ココロとカラダに不調がある場合には医師に相談することをすすめます。相談前に自分の食生活のクセを知るために、本書のアドバイスを活用しましょう。

 

『血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術』(奥平智之/ベストセラーズ)

 

文=松本ひろ子

 

※情報は2019年5月31日現在のものです

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