“既視感”がキーワード!? 第32回サラリーマン川柳ベスト10のあるある

エンタメ

出典:「第32回サラリーマン川柳」公式サイトより

「サラセン」こと『サラリーマン川柳』の第32回目大賞、およびTOP10の作品が5月23日、第一生命保険より発表された……とORICON NEWSが報じていた。

 

今年1月に全国優秀100句を発表し、それらの作品を対象に、昨年の8万4000人を大きく上回る10万7000人のサラセンファンの厳粛なる投票から、栄えある「ベスト10」が決定したという。

 

そこで! もはや毎年の「サラセン寸評」がルーティン(趣味?)となりつつあるこの私が!! 僭越ながら今回もここcitrusの場を借り、勝手にアレコレと論じてみたい。まず、今年の第1位に輝いた作品はコレ!

 

『五時過ぎた カモンベイビー USAばらし』(盆踊り/60代・女性)

 

「USA」を「うさ」とローマ字読みするとは、相当にハイブローな駄洒落である。「盆踊り」というDA PUMPのキレキレなダンスを対比させる間抜けた適当な俳号(※←川柳ネーム?)も味わい深くていい。ただ、(第32回目の募集が昨年の9月〜10月だったので、これはしょうがないのかもしれないが)少々のトレンドのズレ、旬を過ぎた感がいささか気にかからなくもない。やはり、瞬発性(のみ)が高い題材を扱うのは要注意? そういう意味では、8位の

 

『下腹が 気づかぬうちに ひょっこりはん』(のあ/20代・男性)

 

……あたりにも、同様の危険性を指摘できるのかもしれない。

 

2位となった

 

『いい数字 出るまで測る 血圧計』(とん吉/80代・男性)

 

……は、中高年の“健康”に対する未練に満ちた執着を5・7・5で表現し尽くした、普遍性も高い傑作だ。まさにスーパー銭湯とかに設置されている血圧計を前に居座り続ける私そのものではないか! 

 

こういった、「ああ…あるある! たまにあるよね、そんなこと」(※←さり気なく川柳になっている)といった、サラリーマン諸兄の共感を呼ぶ“既視感”は「サラセン」において、とても重要だと思う。それに瞬発性だけじゃなく、ある程度の持久性もある時事ネタやトレンドをまぶすことができれば、もう最高! 以上のような視点からワタクシ山田ゴメスが(勝手に)ランク付けした「ベスト5」は次のとおり!

 

1位『叱っても 褒めても返事は「ヤバイッス!」』(国語辞典/70代・男性)(※10位作品)

 

2位『インスタで 妻のランチを 二度見する』(田中十字路)(※ベスト10圏外作品だが、40代・50代のベスト3で3位にランクイン)

 

3位『ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし』(リトルプー/40代・男性)(※4位作品)

 

4位『イクメンを 育てる前に 子が育つ』(みつ豆)(※ベスト10圏外作品だが、20代・30代のベスト3で2位にランクイン)

 

5位『手紙書き 漢字忘れて スマホ打ち』(忘却の人/20代・男性)(※7位作品)

 

ちなみに、私もイッポン詠んでみた。

 

『流れない! デカいうんこで 大慌て』

 

駅の公衆トイレで実際に体験した困った出来事を川柳として綴ってみたのだが……時事ネタもトレンドも、あとサラセンでは俳句の「季語」に該当する「サラリーマン的なキーワード」も一切入っていない駄作でありました(笑)。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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