上野樹里が(いや、和田唱が)ノロけ続けている

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出典:上野樹里 オフィシャル Instagramより

■「和田唱のデレぶりがひどい」!?

 

上野樹里がトライセラトップスのボーカル・和田唱と今年5月末に結婚して以来、SNSでノロケ投稿を連発して同世代のアラサー独女をピリつかせている」との記事が出ていました。「幸せ自慢が過ぎる」とのことで、確かに記事に引用されているようなSNS写真では、どれも上野樹里と和田唱が頬を寄せて幸せそうに微笑みポーズする仲良しぶりばかり。「はいはい、二人が幸せで何よりだよ……」と、おばちゃん(私)はそれだけで白飯を美味しくいただけちゃいそうです。

 

ええやんか〜、幸せな二人で。

 

しかも、「幸せアピールが過ぎる」と噂の当のインスタアカウントを覗いてみたら、ほとんどが無害な花だとか雑貨だとか仕事仲間との2ショットだとかで、新婚ノロケ画像なんてほんの時たま「Good night☆」のメッセージと共に挟まれる程度。ええやんか〜、ちょっとくらい幸せが漏れたって。だって二人は幸せなんだもん。幸せは正義よ。

 

どっちかってーと、邦楽やサブカルサイトをよく見る私がこれまで目にしてきたのは、「上野樹里がノロケてる」という話よりも、「あのトライセラ和田のデレぶりがひどい」という話ですよ。写真を見てやってください、和田唱の目も口元も鼻の下も、全ての顔面筋肉がことごとく弛緩しきってるじゃありませんか。

 

これが、あの『GOING TO THE MOON』で「誰のためでもなくて 僕は僕でいればいいのさ」「上に上に突き進んで どこまで行けるか確かめてみたくはなるのさ……なぜならばまだまだ足りないから まだ足りないから」と歌った、かのスリーピースロックバンド、TRICERATOPS(トライセラトップス)作詞作曲ボーカルの和田唱ですよみなさん!

 

……そりゃ、あんな可愛い上野樹里と結婚すりゃデレもするわ。

 

 

■父が和田誠、母が平野レミという注目への反発

 

和田唱が、自分の父はイラストレーターの和田誠であり、母はシャンソン歌手で料理愛好家の平野レミであることをようやく公にしてメディアに出たのは、1997年のデビューからなんと16年も経った、2013年6月の毎日新聞での母子対談でした。その8年前にも同じ対談のオファーがあったのを、和田唱は断ったのだとか。「8年前だとまだダメでしたね」と、和田唱は対談で語っています。

 

”お母さんと僕とは違う人間だと思ってたんですが、ああ、親子って同じような道をたどるようにできているんだな、なんて思いました。”

 

”有名な両親を持つことに対する重荷も大きかった。「おまけに、お母さんは授業参観なんかでいつも目立って、音楽の授業でイエーイ!と叫んだりするし……」”

 

”21歳でデビューを果たした。「やっと俺の時代が来たと思いました。自分を見てほしい、もう親は関係ない、自分の歌を評価してほしいという思いがすごく強かったんです。”

(以上、2013年6月8日毎日新聞紙面より)

 

日本を代表する天才イラストレーター・和田誠を父に持つばかりか、あの「NHKきょうの料理」などのオーセンティックな番組で暴れるたびに【※放送事故状態※】とネットが喜んでお祭り状態になる、自由でダイナミックでサービス精神旺盛な平野レミを母に持つなんて、子供時代はそりゃぁ大変だったでしょう。平野レミがテレビに出るたび、ルックスもしゃべり方もふるまいも、我が奇人母(分野は全く違いますが)とのあまりのそっくりぶりに凍りつく私としては、他人事じゃありません。

 

ああいう「常識の枠にはまらない才能」は遠くから眺めるものであって、一緒に住む、ましてああいうテンションの人を親に持って自分が子として育てられるのには、大きな葛藤があるんです。うちの親は有名人ではないけれど、あの奇人ぶりには思い当たることがありまくり。唱くんも私も、よく激しめにグレずにここまでやってきたものだと、全然知らないけれどまるで戦友かのような共感を抱き、うんわかるよ、学校時代丸ごと大変だったよね、恥ずかしかったり、理不尽だったり、みなまで語るな……あっ、なんか涙が……。

 

だから私は、和田唱の幸せが我がことのように嬉しいです。(←涙を拭う)

 

 

■「核弾頭同士」⁉︎ 妻・上野樹里と母・平野レミの奇跡の相似形ぶり

 

ところがなぜなのか。その和田唱が連れてきたのはやはり”奇行”、”伝説”で知られる上野樹里だったです。「姑があのハイテンションな平野レミって濃いなぁw」とはネット評の大勢ですが、同様に奇人女優として安定的に評価される上野樹里は、まったく見劣りしません。

 

育ちと頭の良さと清潔感がしっかり表れているのにまったく嫌味のないルックスに、中身は天衣無縫レベルの奇人。母と妻で奇跡の相似形という風でさえあり、もはや褒め言葉なのでしょう、二人を称して「核弾頭同士」と呼ぶ向きもあるほど。(参考記事:「核弾頭」同士!? 上野樹里がバンドマン和田唱と「結婚視野熱愛」でささやかれる母・平野レミとの「ハイテンション」対決

 

なんだかんだ言って、息子は母親に似た人を連れてくるとか、娘は父親に似た人を連れてくるとかいう常套句の通りになっているわけなのですが、幸せが漏れ出た投稿でデレまくる二人を見ていると、セレブ同士だけれど無理して作ってない感とか、不思議な文脈的違和感のなさとか、周りはどうでも自分たちはとにかく心地いいとか、ああこれ、たぶん「正解」なんだろうなぁと思うのです。和田唱は、小さい時からよーく知っているあの「感じ」を嗅ぎつけて、よくぞここへたどり着いたものだと称賛したい気分。だからデレてよし!(太鼓判スパーン!) ご家族皆さん、ただただどうか、お幸せに。

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コラムニスト

河崎 環

河崎環(かわさきたまき)/コラムニスト。1973年京都生まれ、神奈川県育ち。桜蔭学園中高から転勤で大阪府立高へ転校。慶應義塾大学総合政策学部卒。欧州2カ国(スイス、英国ロンドン)での暮らしを経て帰国後、Web...

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