ロダンのあの名作「考える人」、実はたいしたことを考えてなかった!?

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19世紀を代表するフランス人彫刻家、オーギュスト・ロダン。彼の代表作といえば、右手を顎に当てて座り込み、何やら難しそうな思索にふける男性像『考える人』でしょう。ちなみにこの『考える人』。彼は何かを「考えている」のではなく、ダンテの『神曲』地獄編第3歌に登場する「地獄の門」(地獄への入り口にあるとされる門)の上に座り、そこから「地獄をのぞき込んでいる」のが正解だといわれています。なるほどそのように見れば、上から「ふ~~~~む?」ってな感じで見下ろしているようにも思えるもの。単体で置かれているときは、まるで哲学的なことでも考えていそうな雰囲気ですが、まさか、ただ見物していただけとは……ロダン、恐ろしい子っ!!

 

ちなみにこの『考える人』。作品が発表される際にロダン自身が名付けた題名は『詩人』であり、ロダンの死後、この詩人の像を単体で鋳造したリュディエという鋳造職人により『考える人』と名付けられたといわれています。

 

 

現在はフランス政府が作品を鋳造する権利を持っていて、全世界に20体以上が存在。日本では、国立西洋美術館や京都国立博物館にあるものが有名ですが、静岡県立美術館にもあるので、本物を見てみたい方はぜひ足を運んでみてください。

 

また、国立西洋美術館と静岡県立美術館には、『考える人』の元ネタともいうべき「地獄の門」も展示されています。

 

「汝ら、ここ(地獄の門)に入るもの、一切の望みを棄てよ」——詩人に見下ろされながら自身の行く末を考えてみる、なんて、詩的でアカデミックな1日を過ごすのも、楽しいかもしれません。

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恋愛コラムニスト

わぐりめぐみ

1970年東京都生まれ B型。相模女子大学にて国文学を学び、出版業界へ。雑誌、WEB、ドラマCD、ゲームシナリオ制作など、節操なく様々な媒体を手掛けるフリーランスライター。男女の本質的な違いに着目した、独自の恋...

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