副業でAV女優や風俗嬢に… カジュアル化する“女性のハダカ仕事”、いったいナゼ?

ライフスタイル

 

もう半年以上も前だが、ネット版のデイリースポーツが『副業で「AV女優」を選ぶ女性が増えている 銀行員、生保レディたちの生の声』という、いかにも私の好奇心を掻き立ててくださりそうな記事を配信していた。

 

「『副業』AV女優─ふたつの顔を持つ女神たち」(彩図社)なるタイトルの書籍を出版した著者へのインタビューをまとめ上げたもので、著者のリサーチによると、最近は大手企業のキャリアウーマンや花屋の店員、介護職、看護師……と副業でAV女優もやる女性が、やたら増えているのだという。とりあえずは「なるほど…そーなんだ」と、ゴメス的に得心が行った箇所をいくつか挙げてみよう。

 

「アイドルグループ『恵比寿マスカッツ』の影響も大きかったのか、昔より(AV女優の)ハードルは低くなっているんだな、と感じます。実際、AV女優になる人も増えていて年間約2000人デビューしているそうです。いろんなバイトと同じで“やってみたいことの一つ”という女優さんや、親や職場公認という人もいますよ。政府が働き方改革で『副業・兼業』を進める中、空いた時間を充てる人はもっと増えるんじゃないでしょうか」

 

「(たしかに)ネットの普及で親や職場にバレるリスクは高まっています。(中略)でも、例えば元々芸能界やモデルにあこがれていたり、パートナーとの性生活に不満を持っていたり、本業でのストレスを溜めている人が非日常を求めるときに、入り口を見つけやすくなった側面もあります。本の中には『AV女優としての顔があることで、気分転換というか、いいリフレッシュになっていた』という方もいますね」

 

(副業AV女優は総じて堅実だったりするが)「そこが『副業・兼業』である強みなのかもしれません。『戻る場所』があるわけですから。一般の職業からすればとんでもない収入を得られますが、ある女優さんは『自分を見失いそうになる恐怖を感じた』と本の中で語っています。(中略)(なかには)資格など自分の将来を見据えて仕事に臨んでいる人も多く、その前向きな姿勢が印象的でした」

 

こうした、いわゆる“女性のハダカ仕事”のカジュアル化、兼業&副業化は、AV業界だけではなく風俗業界においても、より顕著になりつつある。実際、私のプライベートの友人女性にだって、それなりに“ちゃんとした”本業に就きながら、デリバリーをメインとするヘルス・性感・イメクラといった非本番系風俗を副業としている、もしくは副業としていた経験がある子は何人も実在する。

 

その理由に大なり小なり“お金”が絡んでいるのは今も変わりはない。しかし、その大半は「50万円程度の借金」「生活ランクのアップ」「おこづかい」……と、家計を切り詰めればどうにかなるレベルで、一昔前だと単なる営業トークとしか捉えられないような「エッチが好きだから」「本業では出会えない年齢差や職業の男性とお話ができるから」……ほか、お金以外の充実感を“第二のモチベーション”として、本気で口にするケースも少なからず……なのが特徴的である。

 

「AVと比べ、ネットによる親バレ・彼氏バレ・職場バレのリスクが少ない」のが風俗の一番のメリットであるのは申すまでもないが(※インタビュー内にあった“ハダカ仕事”を公認する親や彼氏や職場は現状まだ稀だったりする)、その「〜バレのリスク」や「衆人の前で性行為を晒す」という存外に高いハードルを跳び越えることによって獲得できる「非日常的世界」や「女優気分」は、風俗でもそれなりに体感できる……と、私の友人である兼業風俗経験者女性は語る。

 

「お店が運営しているサイトのプロフィール欄や日記のコーナーを頑張って更新したら、ファンのお客さんが多くついて、いざ対面したときもちょっとしたアイドル扱いで…(笑)。わざわざ差し入れやプレゼントを買ってきてくれるお客さんもいますからね」

 

初期のAKB48、「会いに行けるアイドル」さながらといったところか? あと、AVよりも気軽にスケジュール調整ができるのも、風俗の大きな魅力なのだという。

 

ただ、近年は“セックスのプロフェッショナル”であるイケメンの男優サンが“相手”のメインを占めるAVに対し、風俗は原則として“相手”を選べない。そんな、わりと致命的なデメリットと、彼女たちはどう向き合っているのだろう?

 

 

「そりゃあ、見るからにオタッキーな客やオラオラ系の乱暴な客に当たることもありますよ。だけど、そういった“キモ客”は年々間違いなく減ってきている。地域とお店さえ慎重に選べば、スッキリ系の清潔な、無茶難題も吹っかけてこない紳士的なお客さんがほとんどです」(私の友人である兼業風俗経験者女性)

 

一応断っておくが、私はここで兼業AV女優や兼業風俗嬢のことを称賛しているわけでは決してない。また同時に否定しているわけでもない。が、愛すべき全女性の皆さまには、それぞれのメリットとリスクを冷静に照らし合わせたうえで、然るべき選択をしてもらいたい……とは切に願っている。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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