ただ共感するだけでは「聞き手上手な男」になれない!その意外なワケは…
■モテる「聞き上手な男」になるには、女性の話の"20%"に反論すること
中高時代の4軍男子(非モテ)から這い上がった経験をもとに、恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。
「聞き上手の男がモテる」というのは真理ですが、「聞き上手」を安易に考えすぎている男は多いもの。とりあえず何でもかんでも100%共感しておけば女性は喜ぶだろう……と考えていたとしたら、浅はかすぎます。
自分が喋っていることに共感してもらいたい女性が多いのは事実。でもだからといって、100%共感してあげればいいというものではないんです。
では、どうすれば「聞き上手」になれるのか?
ズバリ、女性の話を【80%共感・20%反論】の比率で聞いてあげることです。
もちろん、これだけでいきなり「聞き上手」になれるわけではなく、もっと様々なファクターが必要になってきますが、“共感”という面においては【80%共感・20%反論】が正解。(だと僕は思っています!)
なんで共感してもらいたい女性相手に、あえて20%の反論を織り交ぜる必要があるのか?
それはスイカに塩をかけるようなものですね。しょっぱい塩をかけることでスイカの“甘み”が増すように、20%の反論があることで80%の共感の“真実味”が増すのです。
■ただ100%共感しているだけでは、うさん臭く思われるのがオチ
仮に、女性の話に何でもかんでも100%共感してあげたとしましょう。
すると女性側には、
「この男、ちゃんと私の話聞いてるのかな? 適当に流してない?」
「この男、私に媚びて、とりあえず共感すればいいと思ってるでしょ?」
などなどのネガティブな感情が芽生えてしまいます。
要するに、女性側からすると本心から共感してくれているように見えないのです。
では、【80%共感・20%反論】した場合はどうでしょうか?
基本的には多くの話題において、自分(女性)の話に納得して同調してくれているけれど、たまに自分とは違う意見を言ってきてくれる。反論されたときはちょっとだけ不快になるかもしれませんが、そのかわり、共感してくれた80%の部分においての“真実味”が増すので、
「ちゃんと私のことわかってくれてる!」
「この人と私、けっこう価値観が似てるかも!」
と思ってくれる可能性が高くなります。これが「聞き上手」になるための極意なんですね。
そもそも女性だって、自分の話に100%共感してもらいたいなんて思っている人は少ないでしょうから、何でもかんでも100%共感したらうさん臭さが出てしまうでしょう。
これって、実は男同士でも同じですよね? 親友レベルの友達には、言うべきところはズバズバ言うでしょうし、間違った考え方をしていれば反論するでしょうし、毒舌交じりのツッコミを入れたりもすると思うんです。
本当に仲がいい相手には常に100%肯定なんてしないはず。それは同性間、異性間という問題じゃなく、つまりは人間関係全般に言えることなんですよね。