「好きになる人」と「うまくやっていける人」は何だか違うみたい。恋愛ができない20, 30代女子の悩みは深いのです……。

人間関係

 

■好きな人とはうまくいかない……?

 

相手のことを好きすぎると、どうしても相手を持ち上げすぎてしまい、彼の言うなりになりがち。自分の言いたいことを抑えてしまうことがある。彼に嫌われたくない、彼の好きな女性でいたいと思うあまりのことだろう。


その結果、知らず知らずのうちにストレスがたまり、ついには「どうして私ばかり、我慢しなくてはいけないのよ」と爆発してしまう人もいる。

 

もうひとつは、もともと恋愛が成立しない相手に惹かれている可能性もある。

 

「私は、ちょっとワルに見える人を好きになってしまうんです。つきあってみると金をせびられたり、ときには暴力をふるわれたり。最悪なんですが、恋の入り口はいつも悪そうなタイプに自ら近づいていく。もうそろそろ、そのパターンはやめろと友だちに言われています」

 

ユミさん(30歳)は、そんなタイプの彼と2ヶ月前に別れたばかり。今回こそはまともな人だと思っていたのに、つきあって1ヶ月後には「財布を忘れた」とデート代を出すはめになった。

 

「でも彼から連絡が来ると、ほいほい行ってしまうんですよね。どうしてなんですかね。一緒にいると刺激的で楽しいのかもしれない」

 

浮気三昧の男とつきあったこともある。悲しいのに、「本当はユミがいちばん好きだ」と言われると、戻ってきてくれた喜びで許してしまうのだ。

 

ジェットコースターのような恋愛こそが「本当の恋愛」だと彼女が思い込んでいるのかもしれない。
 

 

■うまくいく人は友だち止まり

 

一方で、こういう人とつきあえば自分は穏やかな気持ちでいられるなとわかっていても、そういう人とは友だち以上の関係にならないと嘆く女性もいる。


「その人を好きになれればいちばんいいのに、言いたいことを言えて一緒にいると楽しいのに、彼とは恋にはならないわと思う人がいるんですよね。よく会ってるから、知り合いに『つきあってるの?』と言われたこともあるんですが、つきあうということにはならないと思う」

 

ヒデカさん(28歳)は困惑したような表情で、そう言った。気の合う人とつきあうのがいちばんだと思ってはいるが、「彼とキスするなんて考えられない」と言うのだ。

 

「男として意識していないから言いたいことが言える。結果的に関係性としてはうまくいくけど、恋愛としては成立しない。私、けっこう男友だちが多いんですよ。気楽だし、嫉妬なんてしなくてすむし、男友だちがいれば恋人なんていらないかもと思っちゃう」

 

ただ、ひとりでいると、そろそろ30歳も近いし、誰かを真剣に好きになって恋愛したいという思いがわいてくる。

 

「先日、珍しく友人が開いた飲み会に行ったんです。実質的な合コンだから、ちゃんと相手を見つけてよと友だちにも言われていたんだけど、言いたいことを言って笑いをとり、『おもしろいね。またみんなで会おうよ』と言われてしまいました。本当にあとからそのときの男性3人が、また私と会いたいと言ってきたみたい。私は芸人じゃない(笑)」

 

明るくて頼れる雰囲気の彼女だから、男性から恋愛相談を受けることも多々ある。人の相談に乗っている場合ではないと思いながら、ついつい聞いてしまうのだとか。

 

「うまくいくことと恋することは違う。これから私はそのギャップをどう埋めていくのか。そこが課題ですね」

 

うまくいく人に、少しずつ恋心をもてればベストなのだから、時間をかけてつきあってみるのもひとつの方法かもしれない。一瞬にして燃え上がる恋よりも、じわじわと温まっていく恋のほうがきっと長続きするはずだ。

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ノンフィクションライター

亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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