【涙腺崩壊】公園で出会った老紳士から紡ぎだされた奇跡みたいな話に、私はただただ茫然としてしまった…
れい(@reyrey25zell)さんが、公園で出会ったおじいさんとの会話が話題になっています。
ねぇねぇ、聞いてください。
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
行くあてもなくて公園のベンチでホットドッグ食ってたらちょっとくたびれた海老茶のスーツを来たおじいちゃんがとなりに座ったんですよ。しばらくすると口を開いて「お嬢さん今暇なのかい、話し相手になってくれないですかね」と。
暇だったので聞くことにしました。
「若い時に出前のバイトをしてて、ちょうど店の前に公園があった。だから外に出るとその公園のベンチがすぐ目に入るんだけど、そこ数日夕方になると20くらいの長い髪の女の人が、いつも紙袋からサンドイッチを出してそこで食べていたよ、今の貴方みたいにね。僕は凄くそれが気になってしまって、
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
だからあるとき店に戻る前になんとなく通りをまたいでよく見てみたんだ、するとその女の人は泣いていたんです。その日は夕方から雨が降るとテレビが言ってたから皆傘を持っていたんだけど、その人は紙袋ひとつしかもってなくて、「サンドイッチが濡れますよ」って僕は思わず話しかけたんです
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
で、続けざまに「毎日泣いていたんですか」と聞いてしまったんです。すぐさま口を閉じたけれど。
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
本当に失礼なことを聞いてしまったのに、その人は気にもしないで「むしろ雨が降った方がいいです」と答え、とても愛していた人が交通事故で亡くなった、その日は雨の日だったと言いました。
彼女をバイクで家に送った帰り、雨の日の道路でスリップして、葬式にも呼んでもらえなかったと彼女は泣き出してしまって、僕は焦ってとっさに「素敵な顔が台無しになります」とか言いました。すると彼女は「あなたに私の何が分かるの、何も知らないくせに」と僕に似合いすぎた言葉を投げつけました
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
「わかりません、僕には何もわかりません、でもこの2週間と今僕にとってあなたがとても素敵なひとに見えたということだけは、そのことだけは無礼を承知で言わせて」と僕は返しました。今考えれば恥ずかしいですけど、彼女は泣きすぎてサンドイッチをへなへなにしてしまっていたから自転車に乗せて
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
バイト先の店で牛丼食べさせました。
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
女の人だったし牛丼って聞いてちょっと微妙な顔をしていたけどね、帰る時に彼女が「あなた素敵ね」って初めて笑ったから僕はその日眠れなかった
…なのに次の日から彼女は僕の働く店で牛丼を食べていくようになったんだ、本当に厄介な人だ、それが妻だったんだ
もう家で一人になってしまってから2年経つけれど、小説になりそうな話と思ったら言い過ぎかな、お嬢さんが家内そっくりでね…話しすぎてしまったね、ありがとう」
— れい (@reyrey25zell) 2020年2月17日
そのおじいちゃんは先に立ち上がってどっか行っちゃったけど私あまりの尊さと衝撃に冷めまくったホットドッグ持って硬直してたの
この素敵なエピソードに、思わずツイ民も硬直……。
きっとそのおじいさんが亡くなった恋人が雨の日に女性に贈った最後の贈り物だったんだと思う。
— YUKITO∞ (@YUKITO_Uw) 2020年2月18日
きっと奥さんも本当に幸せだったんだろうなぁ。
何より、一度愛する人を失った女性が、最期は愛する人に見送って貰えたのだなと、そう思うと涙腺が…。良いお話をありがとうございます。
— ⛩深視真次 (@hukamisinji) 2020年2月17日
のめり込んでしまい、想像の風景も(>_<)暖かくなるものでした。おじいちゃんもすごいな。その事故て亡くなった方も引っくるめて大切にされたんですね。忘れさせたい過去だと思うけどその過去を大きく包み込んだから。目頭熱くなりました、、、
— TachibanaTsuyoshi (@tachibanatsuyo1) 2020年2月18日
泣きながら当方、今書いてます。奇跡みたいな二人のお話に圧巻されました。
もう一度、是非読み返してほしいです。