【1998年のヒット曲ベスト5】CD売り上げピークの年! …で一番売れたのはあのバンド!

コラム

 

1998年は国内のCDの年間売上額が6074億円とピークの年だったため、J-POPは大盛り上がり。そんな熱狂状態のなか、日本の音楽史に残る(?)巨大な二大派閥も生まれていました。そんな1998年のヒット曲ベスト5を見てみましょう。

 

 

■第5位 『SOUL LOVE』(GLAY)…137万枚

 

第5位はGLAY『SOUL LOVE』がランクインしました。GLAYは1997年に発表したベストアルバムで480万枚を超えるセールスを飛ばし、当時のアルバム売り上げ枚数の日本記録を更新。すでにGLAYウエーブが押し寄せているなかでのリリースでした。

 

同曲のMVではメンバー同士が自然な表情でじゃれあい、グループの仲の良さが存分に現れています。余談ですが、当時若者の間では“GLAY派VSラルク(L'Arc-en-Ciel)派”の対立が起こっていたんだとか…。

 

 

■第4位 『タイミング〜Timing~』(BLACK BISCUITS)…145万枚

 

バラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!! 』(日本テレビ系)の企画で生まれた「ブラックビスケッツ」が歌う『タイミング〜Timing〜』が第4位に。実は『Choo Choo TRAIN』などを世に送り出した中西圭三が作曲を手掛けています。

 

この年、BLACK BISCUITSはNHK紅白歌合戦にも出場。同曲は台湾でも週間ランキング1位を獲得したそうです。MVで踊るビビアン・スーのお腹出しルックがキュートでしたよね。

 

 

■第3位 『my graduation』(SPEED)…147万枚

 

第3位はSPEEDの『my graduation』。当時卒業ソングとして歌われることもありましたね。ピアノの伴奏とボーカルで優しく始まり、サビで一気に演奏が盛り上がるコントラストがカッコいい一曲でした。

 

彼女たちがこの曲のMVで着用したチョーカーを、真似するティーンも続出したそうです。ちなみにこの曲が『日清焼きそばU.F.O』のCMソングだったことに関しては、今も謎です…。

 

 

■第2位 『夜空ノムコウ』(SMAP)…157万枚

 

第2位は日本を代表するアイドルグループ・SMAPの『夜空ノムコウ』です。当時この曲でグループ初のミリオンヒットを達成。当時のSMAP史上最高売上枚数を更新しました。(2003年に『世界に一つだけの花』が同曲を上回るヒット曲に。)

 

音楽の教科書にも掲載されたことから当時を知らない世代の人にも歌い継がれており、世代を超えて日本人に愛される一曲となっていると言えるでしょう。作詞はスガシカオが担当しています。

 

 

■第1位 『誘惑』(GLAY)…161万枚

 

第1位はGLAYの『誘惑』。第5位の『SOUL LOVE』と『誘惑』は2枚同時にリリースされましたが、溢れる愛の衝動を力強く表現した『誘惑』が売り上げ枚数では勝利を納めました。

 

ちなみにGLAYの『誘惑』、『SOUL LOVE』の2枚同時発売した3ヶ月後、L'Arc-en-Cielは『HONEY』、『花葬』、『侵食 lose control』を3枚同時リリース。ラルクがあとに続いたことで“GLAY派 VS ラルク派”論争を白熱させたかもしれません。

 

――CD売上額がピークだった1998年ですか、意外にもダブルミリオンは1作も出ていませんでした。しかし6位『長い間』(kiroro)、7位『HONEY』(L'Arc-en-Ciel )、8位『愛されるより 愛したい』(KinKi Kids)などなど、今も認知度の高い曲が目白押し。そしてなんと、ミリオンセラー作品が14位まで続いていたのでした。多くの作品が支持された年だった…ということなのかもしれません。


 

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