「ハッピーパウダーって何で作られているの?」定番お菓子"ハッピーターン"のトリビア3選

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後藤拓也

※画像はイメージです

 

定番のお菓子として長年愛され、定着している「ハッピーターン」。ですが、その名前の由来を知らないという方や、わざと普通よりも濃い味が混在していることなどを知らない方も、多いのではないでしょうか?

 

 

■「ハッピーターン」、その名前の由来は?

 

しょうゆ味で堅さのあるせんべいがポピュラーだった1976年に、“欧風せんべい”として発売された「ハッピーターン」。その甘じょっぱい味つけとサクサクとした食感は、かなり目新しいものだったようです。

 

この商品が開発されていた当時、世界中に暗い影を落としていたのが第一次オイルショック。1973年に起きたこの事件のせいで、日本経済も落ち込み、不景気な状態が続いていました。

 

そこで開発陣は、「幸せ(ハッピー)がお客様に戻って来る(ターン)ように」という思いを込め、出来上がった新商品を「ハッピーターン」とネーミング。こうして、現在では年間に約100億円を売り上げるという、大人気のお菓子が誕生することとなりました。

 

 

■ハッピーパウダーって何で作られているの?

 

「ハッピーターン」といえば、せんべいにまぶされている「ハッピーパウダー」ですよね。お次は、この“魔法の粉”についてのトリビアをご紹介しましょう。

 

発売当初から現在まで、その製法や味に大きな変更が加えられていないというハッピーパウダー。砂糖や塩、うまみ成分であるアミノ酸やたんぱく加水分解物といったさまざまな原料を独自に混ぜ合わせ、口に入れたときの先味と、舌に残る後味のバランスが最良のものとなるように計算して作っているのだとか。

 

粉作りに際しては、一般では手に入らないたんぱく加水分解物を使用したり、粒度の違う塩を数種類配合したりと、さまざまな工夫が凝らされているため、家庭で同じ味の粉を作るのは非常に難しいようです。それもあってか、ユーザーからは「粉だけを販売してほしい」という声が、多数寄せられているそうですよ。

 

 

■「ハッピーターン」はすべて同じ味ではない!?

 

ハッピーパウダーの作り方は大きく変わっていないとのことですが、その受け皿となるせんべいの製法は、実は何度か変更されているとのこと。2005年には、表面にミリ単位の溝を入れるという「パウダーポケット製法」を採用し、それ以降も、粉落ちを防ぐための細かな改良が続けられているそうです。

 

また、キャンディーのような形状で包装されているのは、食べやすいようにという理由だけではなく、包装紙とせんべいをほどよく密着させることで、パウダーが取れないようにという工夫でもあるようです。

 

そして何と包み紙にまでこだわっているのは、一つ一つの「ハッピーターン」の味を、“しっかりとばらつかせる”ため。実は、「ハッピーターン」には濃い味と薄い味のものが混在しているそうで、ときどき濃い味付けのせんべいが出てくることで、食べ飽きないようにしているのだとか。このばらつきを維持するため、キャンディー状に個包装しているそうですよ。
 

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後藤拓也

編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。1992年、東京都生まれ。生きている時間の大半はラジオを聴いている。将棋の対局を観戦したり、野球やサッカー、プロレスを見たり、人文書を読んだり...

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