【ガンダムシリーズ】“仮面=シャア”しか知らないあなたに送る「スゴい仮面の男たち」

コラム

TND幽介

※画像はイメージです

 

『機動戦士ガンダム』シリーズには、シャア・アズナブルのように、主人公と敵対する印象的な“仮面キャラ”がたびたび登場する。今回は、物語を彩る強烈インパクトの仮面キャラクターたちを紹介したい。

 

 

■シャア・アズナブル:初代仮面キャラ! 身分を隠し暗躍するアムロの永遠のライバル

 

まずは『機動戦士ガンダム』に登場する“赤い彗星のシャア”こと、シャア・アズナブルだ。主人公アムロ・レイの永遠の宿敵であり、シリーズにおいて初の仮面キャラクターでもある。

 

本名をキャスバル・レム・ダイクンと言い、ジオン共和国創始者であるジオン・ズム・ダイクンの息子として生まれたシャア。父がザビ家に謀殺されたと考えた彼は復讐を胸にジオン士官学校に入学、宇宙攻撃軍に入隊する。その際、身分を隠すために仮面を付けたと言われている。

 

また、第38話では自ら「マスクをしている訳がわかるか? 私は過去を捨てたのだよ」と、甘さのあった昔の自分には戻らないためとも思える発言を残している。劇中ではキシリアへの復讐を完了して以降はマスクを付けていない。

 

 

■カロッゾ・ロナ:通称“鉄仮面”…ヒロインの父にして人類粛清を目論む元科学者

 

次は、『機動戦士ガンダムF91』に登場した悪役であり、“鉄仮面”の異名を持つカロッゾ・ロナを紹介したい。

 

第二次ネオ・ジオン戦争から30年後の世界を描いた本作。カロッゾは民主主義ゆえに腐敗した連邦政府を打倒すべく、コスモ貴族主義を掲げたロナ家の婿養子となった男であり、本作のヒロインであるセシリーの父親でもある。

 

だが、妻を寝取られ、その脆弱な己との戦いを始める意味を込めて、顎まで覆われた鉄仮面をかぶり始める。ロナ家の思想実現のために作られた武装組織クロスボーン・バンガードの最高司令官になったカロッゾは、自らを強化人間に改造、精神に異常をきたして……。人間を無差別に殺戮する自律兵器“バグ”を大量に放ち、人類の10分の9を粛清する計画を実行に移そうとする、狂気の男に変貌してしまったのである。

 

 

■ラウ・ル・クルーゼ:残酷かつ悲しき過去ゆえの恨みで人類を滅亡させようとした男

 

最後は『機動戦士ガンダムSEED』からラウ・ル・クルーゼを紹介したい。序盤から登場する敵士官であり、主人公キラ・ヤマトと最終決戦を繰り広げた仮面の男だ。

 

遺伝的にある種の超能力を有し、絶大な権力と資産を有するフラガ家当主の“失敗作クローン”として生み出されたラウ。だが用済みと見るや捨てられ、孤独に育ったのである。クローンゆえに急激な老化に悩まされる肉体を隠すために仮面を付け、ザフト軍に入隊してからはエースパイロットとして活躍。自身の部隊を率いるようになる。

 

自分を生み出した人間社会を恨み、使用不能になっていた技術である核兵器利用を可能にする装置を敵軍に横流したり、その報復としてザフト軍の大量破壊兵器を使用するよう誘導したりと、ザフト軍・連合軍双方で暗躍した。シャア的などこか気取った立ち振る舞いや、カロッゾ的な粛清思想を併せ持ったキャラクターなのである。

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