「口下手を直したい」「緊張しすぎず話ができたら‥‥‥」

 

出会いの瞬間や微妙な距離感の人を前に、 そんなふうに感じたことはありませんか？

「コミュニケーションが上手くなりたい」「交友関係を良くしたい」「恋愛で幸せになりたい」「ビジネスで成功したい！」 それは万人の願いです。しかし世の中には「コミュニケーション格差」が確実に存在しています。「人と打ち解けられる人」 は仕事、人間関係、恋愛など、全てにおいて大きな恩恵を得ることができまが、その逆に「打ち解けられない人」は、 実力を発揮しきず、人生で受けるべき恩恵を十分に受けられないまま、不完全燃焼の人生を送ることになります。

「打ち解けられない‥‥‥まさに自分のことだ‥‥‥」

 

そう思った方も安心してください。「打ち解けスイッチ」を オンにする練習をすれば約6ヶ月から1年で、誰とでも鼻歌を歌うように打ち解けられるようになります。今回は「打ち解けスイッチをオンにする方法」のいくつかを「前編」としてします。

 

 

■うまく話そうとせず「楽しもう」とするだけで打ち解けられる

 

上手く話そうとなんて考えなくて大丈夫。「この場を楽しめたらいい！」そう気持ちをシフトしてみてください。息を吐いて、好きなお酒を取りに行って、この雰囲気に身を任せてみてください。まずはネクタイを取りましょう。楽しむが9割、話すは1割で過ごすだけで「話さなきゃプレッシャー」が軽減し、表情がゆるみ「話しかけやすいオーラ」が立ち上ります。

 

 

■「ちょっとリッチ」で「おしゃれな服」を着ると打ち解けられる

 

自分に似合う「ちょっとリッチなおしゃれ服」をいくつか揃えて、それを着回しする。それだけで初対面の人と、すんなりと打ち解けられます。どんな場所に行っても堂々と、そして和やかに楽しく、その場を過ごすことができ、周囲の人達にも魅力をふりまき、周囲の打ち解け、スイッチをオンにすることもでき、いいことずくめです。

 

 

■同世代なら小学校時代あるある話

「あ、同世代ですね！ドラクエ世代ですね！」などと口火を切ることで、それぞれの立場や敷居を取り去って、子供時代のような気持ちで心を一つに盛り上がることができます。文化は、同じ日本列島といえども地域によって異なるので、その違いをみんなで「自分はこうだった。私はこうだった」と言い合って、その意外性を楽しむのもおススメです。

 

 

■携帯フォルダーの中の「おもしろサプライズ写真」を活用する

 

微妙な距離の人と一瞬で打ち解けるとっておきの “技ありアイテム” 。それが、あなたの携帯の中に眠っている「おもしろサプライズ写真」です 。人に見せた瞬間に「なんだ、こりゃ！？」と言って声を上げるような、偶然の奇跡の一枚。そんな写真を、まだ微妙な距離の相手に見せてしまいましょう。「偶然の奇跡のブサイク写真」「子供時代の笑える写真」「ありえないコスプレの写真」「絶景などの写真」もおススメです。

 

 

■「ナマイキハウス」で10倍打ち解けられる！

 

初めての人と会話をして盛り上がりたいけれど、リアクションの仕方がわからない‥‥‥そんな時は、「ナマイキハウス」を思い出していただければ万全です。「ナマイキハウス」とカタカナで記憶しておくと良いのですが、まずは「（ナ）なるほど！」「（マ）マジですか？（本当ですか？）」「（イ）いいですね」「（キ）きついですね」「（ハ）はい！」「（ウ）うわー」「（ス）すごいですね」です。リアクションのストックがあれば、落ち着きが出てゆったりとどっしりと 相手とのコミュニケーションを楽しむことができるようになります。

 

 

■「あ、それもっと詳しく教えて！」と勝手に生徒になる

「それもっと教えてください」「それどうしてですか？」「なるほど！ すごくそれ知りたいです」といったように、自分が生徒になったつもりで相手に投げかけるのです。相手は、自分が大切にしていることを聞いてくれた相手、興味を持ってくれた相手、学んで敬意を表してくれた相手として、あなたに対して自然と愛情を注ぎ込むようになるのです。

 

さあ、いかがでしたか？ 今回は、ほんの一部を紹介しました。これからは「オンライン」においても、人と打ち解けられる テクニックが試される時代です。 リアルに会ってコミュニケーションするよりもさらに、感度を高めて人と打ち解けて行かなければなりません。「なんか心配‥‥‥」そんなあなたも、打ち解けスイッチがあれば大丈夫！ ぜひ繰り返し体が覚えるまで、実践してみてください。 次回は後編をお届けします。
 

 

『人と上手に「うちとける」ヒント』王様文庫　著：潮凪洋介