「書くこと」がセルフブランディングに繋がる? 自分自身を見つめ直し心を整えよう

コラム

コロナが発生してから、私たちには「潤沢な一人時間」が与えられています。この「一人時間に何をするか」で人生は決まると言っても過言ではありません。もちろん「寂しいなぁ、ストレスが溜まるなあ、」と嘆きたくなる時もあります。でも、せっかくですから、この先を生き抜くための「セルフブランディング時間」に活用していきたいものです。

 

その方法の1つが「書くこと」です。その、一番最初の作業が、自分の強みを、はっきりと言語化し、自分自身が「何の専門家であるか?」を定義・確定するということです。


その作業をしっかりやってから、専門家として、お役立ちコラムをブログや各種 Webメディアから執筆、発信するのです。もちろん、経験やノウハウがしっかりしていることが前提ですが、これによりあなたは「その道の専門家コラムニスト・ ライター」として、多くの読者との信頼を勝ち取ることができます。その先に待っているのは、仕事や講演の依頼、更なるメディアでの活動です。 
 

 

■あなたもきっと“何かの専門家” 

 

何か困り事が発生した時に、私たちは必ず「検索」をします。その時に、検索結果に表示されるのが「各種専門家が書いたお役立ちコラム」です。ビジネス、健康、料理、人間関係、恋愛、お金、教育、などのそれぞれのジャンルの Webメディアから、専門家がハウツーコラムを発信しています。YouTubeも多く検索結果に表示されますが、ウェブメディアやブログも多く表示されます。


ここで大切なのが、読み手から見て「あなたは何の専門家であり、どんなメリットのあるノウハウを提供できるのか?」ということ。自分が発信したいことだけでは、読者との絆を結ぶことはできません。必ず、読者の悩みに寄り添い、悩みを解決する「役立つハウツー」が含まれていなければいけません。

 

 

■まずは「自分が持っているノウハウ」を10個書き出す

 

「ダイエット専門家」「アウトドア専門家」「節約の専門家」「バツイチ恋愛の専門家」など、軸が固まったら、そのなかであなたが持っている具体的なノウハウを書き出します。目の前に悩んでいる人がいることを想定して、その人に明確なアドバイスを1行で書き出します。たとえば、あなたが「座禅」や「瞑想」の実践家ならば、「イライラする人は毎朝10分座禅してみてください。心が落ち着きます」とズバッ! と方法と結論を書きます。


さらには「どうしてそれでうまくいくのか?」の理由をしっかり解説します。「呼吸を長くゆったりとすることで、思考もゆったりとしはじめ、感情の起伏がなくなり、事象を平常心で受け止められるようになります。やがて、俯瞰的思考と細部までの思考が同時にできるようになり問題を客観的に解決でき、完全に心が安定します」といった具合にです。

 

 

10個書けたらたら次は20個、20個の次は30個です。このノウハウが出てこないようであれば、そのテーマはあなたの専門分野ではありませんので、潔く他のテーマにするのが良いでしょう。

 

 

■専門テーマは「最も熱量を注いできたもの」にする

 

執筆テーマは「あなたが今まで最も熱量と時間を注いできたもの」にします。その多くは大抵、過去の仕事あるい趣味・ライフスタイルの中に存在します。まずは、カジュアルに考えましょう。


私などは30代の前半、女性に向けての合コンテクニックをテーマに執筆デビューしました。10代から20代後半にかけて、仕事では誇れるものはありませんでしたが、合コンやパーティーに関して比類なき熱量を注いいました。モテ男たちに遊ばれて傷ついている女性がたくさんいたので、モテ男たちから様々な本音を聞き出し、「大切にしたい女性とはどんな女性なのか?」をコラムにしていきました。 それまで恋愛コラムは「心理系」や「まじめ系(非リア充系)」の恋愛コラムニストが書いたものが多く、市場ニーズと書き手の供給コンテンツのズレがありました。


つまり「モテ偏差値50前後の“自称恋愛達人”が書いた記事(モテ偏差値50以下の異性との恋しかしらない書き手の記事)」を「モテ偏差値65の女性が読まざるを得ない市場」でした。しかし、モテ女子は「一軍男たちのホンネだけ」を知りたいのであって、そこに特化したものだけを読みたかったのです。そこで「モテ偏差値63以上の女性のためのモテ男攻略法」と、コンセプトを明確にして、モテ男性たちから本音を取材し、All Aboutの恋愛記事を書くと30万人の女性の読者感が付きました。書籍も出てほとんどのファッション誌に登場、テレビやラジオ、企業コラボ、世界ブランドコラボなど大きくビジネスが広がり、70冊の書籍を出すまでに至りました。


傍から見れば、会社の仕事をないがしろにしていた、夢見るピーターパンでしかなかった私が、そしてライターでもなかった私が、書くことで発信し、身を立てることができたのです。


このフレームワークは、私だけの偶然の産物ではありません。誰でも可能性があります。既成の常識や社会通念に縛られず、自分を信じて、ある意味自分の世界観に酔いしれ、本当に良いと思ったノウハウを、仲間や友達に伝えるつもりで書いて発信すれば、同じようにコミットが可能なのです。

 

 

■サラリーマン時代、悩みや、なりたい未来像をひたすら書き続けた

 

私は現在、恋愛や自由な人生に関する書籍70冊の本を出版し、印税およびその周辺事業で生活をしていますが、20代の頃は「仕事も会社も嫌いな夢見るピーターパン会社員」でした。


当然会社では鬱憤が溜まるわけですから、会社外では本当に好きなことをやりまくります。イベントを大々的に開催したり、副業で雑誌やテレビの仕事の手伝いをしていました。当時は、自分のイベント団体がメディアに出たせいで、何度かバレて会社を辞める羽目になりました。


さて、その頃私がよくやったのが、いつも持ち歩いてるノートに、「自分をもっと輝かせるためにはどうしたらいいか?」を書くことでした。
「もっと人々をワクワクさせたい」「大好きで得意で興奮できる仕事に就きたい」「世の中を変えるために自分がもっと役に立ちたい」「レジェンドを作りたい」


そんなようなことを、書いていた記憶があります。その一方、今抱えているやるせなさや、悔しさや、憤りのようなものを文字にした覚えがあります。

セルフブランディングを始める前にまずは、こうやって文字を書くことで自分を内観し、 声を聞き、見つめ合い、「書くことで自分自身と未来を語る」ことも大切です。心の中が整い、人生の羅針盤が浮かび上がり、悔いのない航路を進むことができます。

書き出された自分の悩みの数々を見て「そんなもん蹴っ飛ばしちまえばいいんだよ」なんて声が聞こえてきたりもします。こんなふうに人生は、書くことでで少しずつ動き出し、こんがらがった心の中がクリアになっていくのです。

 


■人生は書くだけで動き出すのです 

 

著書「人生は書くだけで動き出す(飛鳥新社)」では、書くことは、心を慰め、躍らせ、自尊心を高め、そして人生を「個」として輝かせる効果があることを述られています。自分自身の中の内なる憧れや、衝動や社会貢献欲や革命欲、伝説欲、まずはそれを素直に思い描き、ある意味「成り上がってやる」「俺はGolden Boyだ」「私は専門分野でカリスマになる」と限界を設けずに妄想してほしいのです。


書くことは“たった一人の作業”ですが、それを読む人は何千人何万人何十万人何百万人と無尽蔵の広がりが期待できます。事業を立ち上げて、会社を大きくして、上場させるよりは、成功の可能性が非常に高いのです。書くことで、多くの人とつながり、絆を結ぶことができるのです。で魂で繋がった人が、何千何万何十万人何百万人とこの世に生まれるーーそんな未来を勝ち取ってほしいと思います。


人生は書くだけで動き出します。今、この思いを最初の一文字にして、1フレーズだけ書き出してみて欲しいと思います。その1フレーズから、あなたの人生が動き出します。

 

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