【ルパン三世】 最初は敵だった五ェ門が仲間になった理由とは?石川五ェ門の名エピソード
個性豊かなルパンファミリーの活躍が描かれるアニメ『ルパン三世』シリーズ。石川五右衛門の末裔で、愛刀の斬鉄剣で立ちはだかる敵や障害を斬り伏せるルパン三世の頼もしい仲間が、石川五ェ門だ。今回は五ェ門がメインの名エピソード3本を紹介。
■「十三代五ェ門登場」/狙うはルパンの命! 衝撃の初登場
五ェ門は1971年10月から放送を開始したテレビシリーズ第1作から活躍している。だが、初めて登場したエピソードは第1話ではなく、11月21日に放送された第5話「十三代五ェ門登場」だった。
師匠である殺し屋の百地三太夫からルパン抹殺の依頼を受けた五ェ門は、ルパンと互角の戦いを繰り広げる。しかし、百地は世界一の暗殺者の名誉を守るため、峰不二子を利用して五ェ門とルパンをまとめて始末することを目論んでいたのだ。
ルパンによって百地が葬られたあともルパンを襲う五ェ門だったが、結局殺害には失敗。12月5日放送の第7話「狼は狼を呼ぶ」で再登場した五ェ門は、再びルパンに決闘を挑むものの、戦いを通じて打ち解け合い、最後にはふたり並んで楽しげな笑い声を上げていた。
■「五ェ門危機一髪」/友のために拷問に耐え抜く熱き姿!
最初は敵同士として出会ったもの意気投合し、ルパンの仲間となった五ェ門。1979年12月3日放送のテレビシリーズ『PART 2』第112話「五ェ門危機一髪」は、五ェ門の魅力が詰まったエピソードとしてファンの間では有名だ。
温泉を訪れた五ェ門は、女性に弱いというウィークポイントを突かれ、ルパン抹殺を狙う男女コンビの殺し屋ウルフ&ローズに捕らえられた。五ェ門はルパンの弱点を吐くように迫られるも決して語ることなく、苛烈な拷問に耐え続ける。
ルパンに居場所を気づかれたことからウルフに殺されそうになる五ェ門だったが、間一髪ルパンによって救出。満身創痍で腕がまともに使えないながらも、自らウルフとの一騎打ちを買って出た五ェ門は、口で斬鉄剣を抜いてウルフの背中を突き刺し、勝利を収めるのだった。
■「五右ェ門無双」/唯一の弱点克服のための驚きの修行とは
優れた剣の腕でルパンを何度も助けた五ェ門であるが、女性に対してはめっぽう弱く、先に紹介した「五ェ門危機一髪」のようにそのせいで窮地に陥ることもしばしば。だが、1984年4月7日に放送されたテレビシリーズ『PART3』の第5話「五右ェ門無双」では、奇妙な修行によって弱点に打ち勝とうと試みていた。
ナチスドイツの財宝の在り処を記した海図を強奪した、ナチス残党の一味であるベルダを発見した五ェ門。しかし、服を切り裂かれて裸となったベルダの姿に動揺し、海図の奪還に失敗してしまう。
ルパンと別れた五ェ門が向かった場所は、なんと真夏のビーチ。水着の女性で溢れる海辺で修行する魂胆だったのだ。結局、修行を途中で切り上げたため弱点の克服には至らなかったが、ルパンのピンチを救い、ベルダとその弟を利用していたナチス残党を斬り倒す活躍を見せ、名誉挽回を果たしたのだ。