「さぞかし世の中の役に立つ研究だろう」70歳にして賞をもらった父に聞いてみたところ…深すぎる返答に反響の声
すうひゃん。 (@soochanhann)さんの「研究をする意味」に関する投稿が話題になっています。
うちのお父さんは貧乏学者なんだけど、70歳である賞をもらった。私はさぞかし世の中の役に立つ研究なんだろうと聞いてみた。父は今はこの研究を利用する人はいないと言った。何故研究をしているか聞いた。父は ”今までこの世に無かったものが生まれたということ自体が素晴らしいことなんだよ”と言った
— すうひゃん。 (@soochanhann) October 10, 2020
私はその時即座に成果主義が貶めて来た人間の思考は、いつのまにか役に立つことや成果でしか価値を測れなくなったことも思った。隣の自然は勝手に自分たちの営みを生き続けてるし、遠く離れた一生出会わないような営みだってそれがあるから私たちの世界は知らずに成り立って、いろんな人が生きて行ける
— すうひゃん。 (@soochanhann) 2020年10月10日
私たちの乏しい想像力で、世界に必要不必要のジャッジができるなんてうぬぼれで無知で恥ずかしい事だよ。それが人々をコントロールする側が持ったとしたら尚更。
— すうひゃん。 (@soochanhann) 2020年10月10日
素晴らしすぎる……。自分の想像力が追いつかない、もっと大きな世界があることに気づかされたのです。
これには、称賛の声が寄せられました。
学者の鏡のような方ですね
大学などの研究員の方は、お父様を見習って欲しいです
— たけちゃん♪@ついったーを楽しみたい (@HironoTakeo) 2020年10月10日
地位や名誉やお金じゃない、未来の世界の拡充と希望のために研究する方。憧れますね。
— デレ (@Fly369) 2020年10月10日
全く世の中の役に立たないかもしれないけど、世界の真理の扉を開くってことにとてもロマンを感じる
— 中井宏樹 (@banzai_hiroki) 2020年10月11日
素晴らしい。
そういう研究をされる学者先生が一番好きです。
本当の研究だと私は思います。
素晴らしい‼️
— taeko姐さん(土谷多恵子) (@dorataemon) 2020年10月10日
役に立つことや成果に残すことを目的にするだけではなく、多様な生き方があっていいはずです。
研究者に取って、研究で得た新たな知識は、どんなものであっても、人類史上初の知識です。人に新たな知識を与えた。それは、どんなものにも代えられない貴重なものです。私は、貴方のお父様を尊敬致します。
— 月読 (@poorinvester) 2020年10月10日
知の探求に理由などない。敢えて理由を挙げれば、そこに未知の領域があるからだ。
というでしょうか。
学者の道を早々に諦め、勤め人になった身としては、せめて私の納めたお金が幾ばくかでもそうした探求者達のお役に立てば、という想いだけです。
— クロウ判官 (@B_BernieSanders) 2020年10月10日
「役立たせよう」という考え方が、大事なのかもしれないですね。
「役に立つか立たないか」ではなく、「役立たせる」のが「人間」なのではないかと思っております。「役立つから研究する」「役立つからお金を出す」というスタンスは研究はおろか教育も腐敗させてしまうかと。お父様のそのお考えを私も見習い、生徒の感性を守りたいと思います。
— 菊池香織 (@tq6Tff4kH3aIb33) 2020年10月11日