納豆は発酵食品なのに、賞味期限がなぜ短いの?
納豆は、よく蒸した大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品です。そのため賞味期限が長いというイメージを持っている人もいると思います。
しかし、意外にも賞味期限は短く、冷蔵保存の場合は約1週間を過ぎると、風味が損なわれてしまうのです。
今回は、その理由と、美味しさを保つ方法をご紹介します!
■発酵菌も生き物
納豆は、納豆菌という発酵で生きています。発酵菌も生き物であるため、いずれは死んでしまいます。
熱処理がほどこされていない生鮮食品のため、10℃以上の場所で保存すると納豆菌の発酵が進み、品質が低下してしまうのです。
■賞味期限が切れるとどうなるの?
タカノフーズによると、納豆は賞味期限が切れると、見た目がドロッと溶けたような状態に変化し、ツンとする臭いや、焦げたような臭いが発生するようです。
食べるとシャリシャリとした砂を噛んだような食感があり、苦味が出てくるんだとか。さらに日が経つと、表面に白い粒々が表れてきたり……。
お腹を壊したり、健康に害になるとは考えにくいようですが、やはり本来の風味は失われてしまうようです。賞味期限内に食べることがおすすめですね。
■長い期間、美味しさを保つためには?
ひとり暮らしなどを理由に、賞味期限内に食べきることが難しいという人には、「冷凍保存」をしてみてください。
冷凍保存した場合の賞味期限は、約1ヶ月となります。パックのまま冷凍するのも問題はないですが、容器を移し替えてラップで包むなど密閉するといいでしょう。
そうすることで、乾燥や他の食品に臭いがうつることを防ぎます。
※参考文献※
【管理栄養士監修】「納豆」の賞味期限切れはいつまで食べられる?正しい保存方法は? (参照:2020/12/03)
タカノフーズ お客様相談室 (参照:2020/12/03)