「自分の頭で考えなさい」と怒られ続けた子供が行き着く先は…考えさせられる投稿が話題に
いさけんさん【深夜のTBSラジオみたいな声】 (@isa_kent)さんの「子供との接し方」に関する投稿が話題になっています。
基本的に「勉強を教わりにくる」塾の講師とは別に、学童という「子供たちを見守る場」に、それなりに長く関わってみて、改めて感じたのは「怒られたくなかったら、自分の頭で考えなさい」と言われて、考えてもまた怒られるを繰り返し、結果的に色んなことにやる気を無くしてしまった子供の多さだ。
— いさけんさん【深夜のTBSラジオみたいな声】 (@isa_kent) December 16, 2020
自分で考えたことを、ただ否定され続けた子供たちが、最終的にたどり着く考え方は「言われたことしかしない」であり、それでも言われた通りにしたくない時に取る行動は「知らない、出来ない」と、その責任を丸ごと投げ返すことになる。
— いさけんさん【深夜のTBSラジオみたいな声】 (@isa_kent) December 16, 2020
要するに、考え続けた結果「考えることを放棄する」という考えに行き着くことになるんです。そういう子供(あるいは大人でも)は、初めから考えなかったわけではなく、考え方そのものや、その考えを適切に伝える方法を教えてもらえず、その過程で考えても無駄だと「学習」するんだと思うんです。
— いさけんさん【深夜のTBSラジオみたいな声】 (@isa_kent) December 16, 2020
「自分で考えて行動できる人になる」というのは、それだけを見ればとても「正しいこと」のように見える。けれど、そのために必要なことを教えようともせず、その正しさだけを一方的に押し付け、それ以外は否定し続けることで、むしろ真逆の人間を育ててしまうことになる可能性もあるのだと思います。
— いさけんさん【深夜のTBSラジオみたいな声】 (@isa_kent) December 16, 2020
こう言った事例は、最近では「学習性無力感」などと言われていますが、人が無力感を学習するのは決して劣悪な環境によるものばかりではなく、時には「正しさに溢れた環境」でも起こり得るということを、僕たちはもう少し気にかけておかないといけないんじゃないかな。
— いさけんさん【深夜のTBSラジオみたいな声】 (@isa_kent) December 16, 2020
子供の近くにいる大人であればあるほど考えさせられる投稿に、様々な意見が届きました。
大人が求める行動は後天的な知識注入によってなされるものが多く、また子供と大人では感情の揺れ幅も違う。それなのに、知識を与えずに一方的に大人の行動を求めても、なかなか正解にはたどり着かないし、顔色をうかがうくらいしか身につかないでしょ(´・ω・`)
— 造語辞典@現代貨幣理論理論#反緊縮 (@2323tohage) December 18, 2020
そもそも論として、考える下地ないから学校に通ってる訳で、下地ある子にとって学校は不要どころか貴重な時間奪われる上に不必要な苦痛を与えられ続ける存在でしかない。
— 皮算用(半地下ニバル) (@kawazanyou_exe) December 18, 2020
答えが100通りある中で、大人が正解と思ってるものがたった一つだけだったら、99かい考えても全部間違ってると言われて怒られるということになりますね。
親や先生の価値観で子供に正しさを押し付け、否定していたら、子供は自分で考えることを放棄せざるを得なくなるでしょうね。
— まなべ りょうえ (@manaberyoe) December 18, 2020
こどもたち自身に考えさせることはもちろん大事だけれど、子供が考えてだした答えが違っていたときの教える側(おとな側)の対応(導き方)がとても大切だと思うのです。それは勉強でもスポーツでも。アプローチの仕方は多様であることを大人は忘れてはいけないな。
— まめめめめ。 (@soramame74) December 18, 2020
子供はそもそも考えるための「材料」が大人より少ないです。
だからこそ学ぶんだと思うのですが、少ない材料の中でどうにか出した答えを否定され続けたら「怒られるから質問したくない」って気持ちになりかねないですよね。
自分の学童はそんなこと無かったので以外です。。小学生ながら様々な遊びに参加出来たし、自分たちだけで計画、行動する力を学べたのはいい経験です。そういった場所であって欲しいと思ってます。
— K_1さん(はじめ) (@Yamakeisan1224) December 18, 2020
大人が思う「正しい答え」ではなくても、子供ならではの個性的な答えがあってもいいんじゃないでしょうか?
もちろん悪いことは教えてあげなければだけど、自分で考えて行動しようとする子供の力を大人たちは全力で育てられるといいですね。