格闘マンガ好きだけど『らんま1/2』は好きじゃない…という人にオススメの名・珍バトル

コラム

citrus ダン・ブルウッド

 

水をかぶると女になってしまう少年・早乙女乱馬が主人公の格闘ラブコメ漫画『らんま1/2』。1989年~1992年に放送されたテレビアニメは、乱馬たちのバトルを映像で楽しめるのが特徴のひとつ。今回は印象的なバトルが描かれたエピソード3本を紹介!

 

 

■「フィアンセは化け猫」/苦手な猫に追い詰められた乱馬の仰天行動

 

 

まずは乱馬が自分の弱点と向き合うこととなった第72話「フィアンセは化け猫」を紹介しよう。

 

 

女傑族の娘で乱馬に好意を抱くシャンプーに押しつけられた巨大な鈴から、巨大な化け猫が現れた。縁結びの鈴を持つシャンプーをめとろうとする化け猫に乱馬は勝負を挑まれるが、猫が大の苦手である乱馬はまともに戦うことができない。

 

 

相手が化け猫ということから、コミカルな展開が特徴的な『らんま1/2』のなかでもインパクトが強いこのバトル。特にシャンプーから縁結びの鈴を手渡されて女の姿となり、化け猫に嫁候補として狙われてしまった乱馬が取った驚きの行動は必見だ。

 

 

■「呪泉郷から来た悪魔」/強敵との死闘で放った逆転の必殺技!

 

 

『らんま1/2』には乱馬を始めとして、呪泉郷に落ちたことで水をかぶると姿が変わる特異体質となってしまったキャラクターが何人も登場する。第121・122話「呪泉郷から来た悪魔」では、特異体質の持ち主のなかでも屈指の強敵との激闘が描かれた。

 

 

呪泉郷で悪魔のような姿を得た謎の男にヒロイン・あかねをさらわれてしまった乱馬。男は乱馬たちの師匠である八宝斎に“パンスト太郎”と名づけられたことを恨み、八宝斎に新たな名前をつけさせるために日本を訪れたのだ。

 

 

うなぎ、鶴、牛、雪男のキメラに変身するパンスト太郎は、小細工が通用しない正統派の超強敵。乱馬の苦闘ぶりと呪泉郷に溺れた過去を持つ仲間たちとの共同戦線、土壇場で編み出した大逆転の一撃に注目してほしい。

 

 

 

■「気分しだいの必殺技」/必殺技の応酬! 勝つのは乱馬か良牙か?

 

 

最後に紹介するのは、乱馬の永遠のライバル・響良牙との決闘のなかでもひと際激しい闘いが繰り広げられた第141・142話「気分しだいの必殺技」だ。

 

 

良牙に挑戦された乱馬は、暗くて嫌な気分になったときに生まれる“重い気”を放つ良牙の新必殺技・獅子咆哮弾(ししほうこうだん)に、完膚なきまでに叩きのめされてしまう。乱馬は強気になったときに生まれる気を利用した返し技・猛虎高飛車(もうこたかびしゃ)を開発するが、完全に技を会得した良牙の前に苦戦を強いられる。

 

 

乱馬と良牙がともに技の習得のために修行に励むというカンフー映画的なストーリーに、戦いの最中に獅子咆哮弾の弱点を見極めて勝利する試合運びもさることながら、特筆すべきはエネルギー波の撃ち合いという画の派手さ。あくまでラブコメ要素が強い『らんま1/2』では珍しい超本格的なバトル展開が楽しめるエピソードだ。
 

 

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