2020年10月にアニメ化した『週刊少年ジャンプ』の人気バトル漫画『呪術廻戦』。主人公・虎杖悠仁の師匠として登場する五条悟は、敵サイドも太刀打ちできない圧倒的な強さを誇ります。最強呪術師である五条を倒せるキャラは存在するのでしょうか？

 

 

■両面宿儺：1000年前に最強を誇った呪いの王

 

筆頭候補は、虎杖（いたどり）の体内に取り込まれた両面宿儺（りょうめんすくな）という特級呪物。その正体は、呪術が全盛だった約1000年前に最強を誇った鬼神で、「呪いの王」と呼ばれる存在でした。両面宿儺の死後も屍蝋（しろう）として残り、時代を越えて現代の虎杖に受肉する形で復活を遂げたのです。

 

「渋谷事変」では、20本存在する屍蝋の指のうち、虎杖に15本もの数を取り込ませた状態で両面宿儺は顕現。一級術師の七海建人を含む呪術師三人を瞬時に倒した特級呪霊・漏醐（じょうご）に圧勝するなど、その強さを見せつけました。

 

かつて、虎杖が五条に“先生とどっちが強い？”と尋ねると、“力を全て取り戻した宿儺ならちょっとしんどいかな”と答えるシーンがありました。続けて虎杖が“負けちゃう？”と聞くと“勝つさ”と回答。自信のほどは不明ですが、かなりいい勝負になるのではないでしょうか。

 

 

■夏油傑：体を乗っ取られている？ 正体不明の敵

 

五条の呪術高専時代の同級生にして、元・親友である夏油傑（げとうすぐる）。とあるきっかけで高専を離反してからは「非・術師を皆殺し」にする計画を企て、一度は五条に始末されました。

 

それ以降復活して暗躍するも、渋谷事変で明治時代の呪術師・加茂憲倫（かものりとし）に体を乗っ取られているという事実が発覚。以前は五条に敵わなかったものの、渋谷事変ではなんと五条の封印に成功しました。高専サイドは、当面のあいだ夏油討伐と五条復活に向けて動いていきます。

 

そして、夏油を操る加茂憲倫……その真の正体も、目的も、実力もまだ明らかになっていません。気になる真実は、今後の物語のなかで明らかになっていくでしょう。

 

 

■乙骨憂太：日本三大怨霊である菅原道真の子孫

 

乙骨憂太（おっこつゆうた）は、『呪術廻戦』の前日譚である第0巻『東京都立呪術高等専門学校』に登場する呪術師。乙骨自身が強力な呪いをかけ、特級過呪怨霊となってしまった幼馴染の「祈本里香（おりもとりか）」を味方に持ち、里香と協力しながら戦っていくというスタイルです。

 

夏油は乙骨が持つ里香の力を奪おうとするも、まだ力を使いこなしていない状態の乙骨に負かされます。言わば、乙骨はポテンシャルだけでそれだけの力があるということ。そして第0巻終盤では、乙骨は日本三大怨霊である菅原道真（すがわらのみちざね）の子孫であり、歴史的な超大物呪術師の血筋であることが判明するのでした。

 

第0巻では1年生でしたが、本編では2年生に進級。五条は乙骨のことを“僕に並ぶ術師になる”と発言したこともあって、その実力は期待されています。本編ではまだほとんど姿を見せていませんが、今後の活躍が楽しみです。