【ルパン三世】不二子に盗まれたことも!? 五ェ門の愛刀・斬鉄剣のエピソード3選
2021年がテレビアニメ放送開始50年のアニバーサリーイヤーにあたる『ルパン三世』。ルパンの仲間の一人である石川五ェ門は、愛刀の斬鉄剣で幾度もルパン一味の敵や障害を斬り捨ててきた。今回はそんな斬鉄剣に焦点が当たったエピソードを紹介していこう。
■「狼は狼を呼ぶ」/斬鉄剣の生みの親はルパン二世だった!?
最初に紹介するのは、テレビシリーズ『PART 1』の第7話「狼は狼を呼ぶ」。五ェ門がルパン一味に加わった『ルパン三世』の歴史のなかでも重要なこのエピソードでは、斬鉄剣のルーツが暴かれることとなった。
示刀流本部で行われる入門試験に潜り込んだルパン。そのターゲットは、かつて示刀流総帥がルパン二世から奪った3巻の秘伝書。斬鉄剣はもともと19世紀にルパン二世が開発した刀で、秘伝書には斬鉄剣の製造法が記されているのだ。ルパンは秘伝書を守ろうとする五ェ門や、秘伝書を盗み出そうとする峰不二子を出し抜き、秘伝書の在処を知る示刀流総帥に迫る。
また、示刀流では斬鉄剣の量産も行われており、示刀流総帥がルパンとの決闘で斬鉄剣を持ち出したほか、五ェ門が新たな斬鉄剣を鍛える現場に立ち会う場面も描かれた。
■「空飛ぶ斬鉄剣」/“斬れぬ物はない”と謳われた名刀の弱点
続いてはテレビシリーズ最長話数を誇る『PART 2』の第61話「空飛ぶ斬鉄剣」をご紹介。このエピソードでは斬鉄剣が奪われ、悪用されてしまうことに。
不二子に酒を飲まされた五ェ門は眠っている隙を突かれ、斬鉄剣を盗まれてしまった。ギャングのアル・カモネと死の商人シャーロックの手に渡った斬鉄剣は、休戦中の国家の戦争を再開させるため、リモコン飛行機に積み込まれて破壊活動に利用される。
物語の後半でルパン一味は斬鉄剣奪還に向かうのだが、驚くべきはリモコン斬鉄剣の攻略法。なんと斬鉄剣でも切ることができないコンニャクを一晩かけて掘り出し、飛行機に塗りたくることで斬鉄剣の攻撃を無効化したのだ。また、斬鉄剣を奪われたショックで首を括ろうとした五ェ門の傷心ぶりにも注目してほしい。
■「二人五右ヱ門斬鉄剣の謎」/斬れ味を保つ300年に一度の儀式とは?
最後に紹介するのは同じく『PART 2』から第131話「二人五右ヱ門斬鉄剣の謎」。斬鉄剣に関する奇怪な秘密が明かされ、五ェ門一族因縁の敵が登場するエピソードだ。
ルパンたちの元へ届いた偽五ェ門からの挑戦状。指定場所に向かった五ェ門は待ち構えていた銭形警部の罠を突破しようとするが、斬鉄剣がなまくらになってしまい窮地に陥る。五ェ門に化けていた斬鉄剣を狙う仁駄ェ門の乱入や、ルパンたちの助けによって銭形から逃れた五ェ門は、ルパンたちに斬鉄剣の秘密を語る。
その秘密とは、斬鉄剣には五ェ門の持つ雄刀のほかに、初代五ェ門のライバルの血筋に当たる仁駄ェ門が持つ雌刀があり、300年に一晩添えなければ斬れ味が失われてしまうというもの。物語終盤では2本の斬鉄剣の添い寝が描かれることになるのだが、そのシュールな光景は必見。