【らんま1/2】かすみ、なびき…乱馬とあかねを見守る天道家・早乙女家の3人の美女
『らんま1/2』は水を被ると女になってしまう特異体質の持ち主・早乙女乱馬と、彼の許嫁である天道あかねを中心としたラブコメ漫画で、テレビアニメが約3年半にわたって放送された人気作。今回は二人を見守る天道家・早乙女家の女性たちを紹介していこう。
■天道かすみ/天然で毒が飛び出す!? 微笑みをたたえるおっとり長女
天道家の母は末妹のあかねが幼い頃に亡くなっており、姉妹三人とその父・早雲の四人暮らし。家族と居候として上がり込んできた乱馬と彼の父・玄馬の生活を支える母親的な存在が、長女のかすみだ。
非常に温和で物腰が柔らかいため、かすみを知る人からの信頼は厚い。整骨院の東風に好意を寄せられているが、かすみを前にして舞い上がった東風が突飛な行動ばかり繰り返してしまうため、その好意に全く気づいていない。
優しい性格な一方で、度を越えた天然でもある。第1話「中国から来たあいつ!ちょっとヘン!!」で乱馬があかねの攻撃で失神した後には、「根は素直なんだけど、手のつけられない乱暴者なのよ」と意図せずあかねを毒づくような発言をしていた。
■天道なびき/金のためなら手段を選ばない! 守銭奴極まる次女
あかねのもう一人の姉であるなびきは、お淑やかなかすみとは対称的に、サバサバとしたクールな性格の持ち主。ボブヘアーで、ホットパンツなど活動的な衣服を着ていることが多い。
天道家では一番のしっかり者だが、“お金の味方”を自称するほど金にがめつい。隠し撮りした女らんまの写真を売り捌くなどアコギな商売にも手を染めており、第110話「乱馬はなびきの許婚?」ではかすみの口から「道場を売り払って一生遊んで暮らすのが夢」と語られた。
悪戯好きな一面もあり、あかねや乱馬などをからかって遊ぶこともしばしば。しかしながら、第145話「キノコ寺へ行こう」で惚れキノコを食べてしまった乱馬とあかねが結婚しそうになったときには、二人に真実を告げて「愛は何かに頼っちゃダメ」と話したことも。
■早乙女のどか/成長していなければ切腹!? 和服美人な乱馬の母
最後に紹介するのは、乱馬の母である早乙女のどか。玄馬がまだ物心もついていない乱馬を連れて修行の旅に出て以来、乱馬と玄馬の帰りを待ち続けていたが、第160話「乱馬、ミーツ・マザー」で天道家を訪れた。
旅に出る際に玄馬と“乱馬が男の中の男に育っていなければ父子ともども切腹する”と誓いを立てており、天道家を訪問したときも介錯をするための日本刀を帯刀。乱馬の特異体質が知られるのを恐れた玄馬の妨害もあって、乱馬と再会することは叶わなかったが、最終回である第161話「いつの日か、きっと…」で束の間の邂逅を果たす。
和服が似合う真面目で淑やかな美女なのだが、天然ボケなところもあり、気落ちするのどかを見かねたあかねが設定した乱馬との待ち合わせの場面では、玄馬に似た別の男を乱馬と誤解していた。