映画『ガンダムSEED』予想 『DESTINY』主人公シンは“闇堕ち”の贖罪から大活躍か!?
さまざまな事情で事実上の凍結状態だった『機動戦士ガンダムSEED』劇場版。なんと5月28日に、制作が再決定したことが発表されました…! そこで続編となる劇場版の展開を予想。今回は『SEED DESTINY』』の主人公シン・アスカ編!
2004年10月に放送開始した続編テレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(全50話)をもとに、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が考察させていただきます。
■現実で声優が夫婦となったシン&ルナマリアの結婚はあるか
遺伝子操作をしていない通常の人類「ナチュラル」と、遺伝子操作された新人類「コーディネイター」との対立を描いた『機動戦士ガンダムSEED』。その2年後を描いた続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公は、ザフト軍のエースパイロットであるシン・アスカでした。
ザフト軍は前作『SEED』で敵軍だったため、“宇宙世紀モノ”ファンにわかりやすく説明すると、主人公がジオン兵のようなものということですね。
シンがザフト軍所属のため、当然、当初はザフト軍に正義があるかのような描かれ方をしていました。ですが、前作主人公であるキラも物語に参戦し、キラ視点の描写が増えていくと、“ザフト軍の正義”に不穏な雰囲気が流れ始めるのです。
本作主人公シンが駆るガンダムと前作主人公キラが駆るガンダムが激突し、視聴者に“本当の正義とは何か?”を突き付けていくという展開に……!!
結論を言うと、『SEED DESTINY』の物語終盤ではもはやキラが主人公のような扱いになっており、対してシンは“闇堕ち”描写が増え、最終回ごろには敵キャラのような扱いになっていたのです。
『SEED DESTINY』テレビシリーズ最終回では報われないままエンディングを迎えたシンでしたが、その後日譚も描かれた「FINAL PLUS」や「スペシャルエディション完結編」では、キラと直接対面して和解するシーンもありました。
さて、そんなシンが劇場版ではどのような扱いになるのかですが、メタ視点で考えるとかなりの好待遇となり、獅子奮迅の活躍シーンなどが与えられるのではないかと予想しています。『SEED DESTINY』の主人公でありながら、物語後半で不遇の扱いを受けたキャラですので、制作陣がシンに対して贖罪したいという気持ちがあるのでは……と考えられるからです。
まず、シンのためにガンダムタイプの新機体が与えられ、序盤からモビルスーツ戦での見せ場が盛りだくさんになりそう。
劇場版の主人公はおそらくキラになると思いますが、キラは良くも悪くもモビルスーツパイロットとしてチート級の無敵キャラになっているので、戦場での活躍シーンは意外と少ないかもしれません。そのキラの活躍の少なさを、“闇堕ち”から復活したシンが補ってくれるはず、と期待しています。
迷いを吹っ切り、強い信念を持って光属性化したシンが駆るガンダムの活躍、今から楽しみです……!
余談ですが、シンは『SEED DESTINY』で同僚のパイロットだった美少女、ルナマリア・ホークと恋人同士になっていますが、実はシンの声優・鈴村健一さんと、ルナマリアの声優・坂本真綾さんは2011年にご結婚されています。
『SEED DESTINY』で恋人を演じた二人が後に結婚したわけですが、劇場版では再び恋人同士役で夫婦共演する可能性が濃厚。劇中でのシンとルナマリアの結婚シーン……否が応でも期待してしまいますよね!