間違って覚えてない?『おもむろ』の意味は「突然に」ではない!誤用が広まった理由の分析してみた
SNSで盛り上がった選りすぐりのネタを紹介するcitrus。
我乱堂 (@SagamiNoriaki)さんの投稿が話題になっています。
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「おもむろ」を「突然に」みたいな意味で使っている人が最近増えている…というか、40代、50代くらいから急激に増えている理由を考えている…世代の差がくっきり出ているというのが面白いので。なんなんだろうね。推測としては「徐に」と本に書かずに「おもむろに」と書くようになったから、かな?
— 我乱堂 (@SagamiNoriaki) August 31, 2021
恐らくは「おもむろ」という言葉を使うのに「おもむろに○○を取り出して見せると、✗✗は驚いた」みたいな使い方が多いので、前後の文脈から、「おもむろに~」というのは相手が驚く行為である…みたいに感じてしまうのだろう。漢字で読めばそんな誤解はしないのだが。多分。
— 我乱堂 (@SagamiNoriaki) August 31, 2021
そういう仮定から推測して、70年代くらいに本の表記に「徐に」と漢字を使わなくなったとか考えると、その頃に十代だった人間からそのように読むようになって、意味が変化して定着していった――
……あり得るのかな?そんなこと。
— 我乱堂 (@SagamiNoriaki) August 31, 2021
「おもむろ」って、確かに「突然に」みたいなイメージがあるのもわかります。
不意に何かするときに「おもむろに○○する」って文脈に触れる機会が多いからでしょうか?
白状するとボクも最初は誤用で認識してまして、、、
調べて理解したので以後ちょっとでもあやふやな単語、早合点してそうな熟語はたちまち調べる様にしてます。
ネットって便利ですね♪
— Kyosu Yasto (@kyosu_yasto) September 2, 2021
46ですが突然に的な意味だと思ってました。漢字での表記は知りませんでした。結構本読んでる方だと思ってたのにorz
— イース⋈ (@bow_square) September 2, 2021
今夜も おもむろにシュークリームを頬張りコーヒーを口に注ぎ込む。
私は至福の時を過ごす。_(:3 」∠)_
私も突然の意味の方が 何故かしっくりきます。(´・ω・`)
— ふあってぃー (@dust_in_memory) September 1, 2021
誤用のきっかけは様々あるみたいですよ。
僕らの世代はドラゴンクエストⅥ(1996年)の主人公を遊び人にしたときのひきがたりあそび
*えにくすは おもむろに ひきがたりをはじめた!
からですね……
戦闘中だから文脈的に突然、かと当時は……
— <牙と鎖> (@kivatokusari) September 2, 2021
ふに(妹)さんの歌ってた(悪ノ娘)蝉ノ死骸に、おもむろに〜って合わせが入ってるから突然にだと認識していました。
— ししょう (@kouhiizeriisan) September 1, 2021
「おもむろに」
キツネが初めて小説で読んだのは刑事コロンボの小説版でコロンボはおもむろに葉巻を取り出しとか、コートのポケットをあちこち探しておもむろにメモを取り出したなどと、ドラマのあちこちを探るポーズと共に情景が浮かんだので誤用は免れたっぽいアラフィフ世代…
— きつねのるーと (@Rootthefox) September 1, 2021
なるほど、興味深いですね。
ちなみに文化庁広報誌には、「おもむろに」は「ゆっくりと」という意味である解説がのっています。
そして、約4割が本来の意味とは違う意味で認識しており、50代辺りを境にこの言葉が異なった意味で解釈される傾向があるようです。
気になる人は読んでみてください!