「美術の世界はおしまい」売れる絵=良い絵という考え方に対する、アーティストの危機感が話題に
SNSで盛り上がった選りすぐりのネタを紹介するcitrus。
笹山直規 (展示企画 11月27日〜)(@SuperGood2021)さんの投稿が話題になっています。
絵が売れない奴は無能、みたい話が当たり前になったら美術の世界はおしまいだと思う。アーティストは売り上げが見込めない表現には一切踏み込まなくなる。画一化した同じような絵画ばかりが巷に溢れ返る。逸脱した面白い表現が出てこなくなる。
— 笹山直規 (展示企画 11月27日〜) (@SuperGood2021) September 24, 2021
その通りだと思います。
売れることにこだわっていたら、面白い表現ができなくなるよね。
絵に限らずの話ですが、おっしゃる通り、数が売れないニッチな方がいてこそ、界隈全体の表現手法やテーマが複雑化・高度化して地盤が盤石になるわけで、逆に言えばそれが無ければ、作家個人や表現やテーマではなく界隈全体が脆弱になることを意味している。
— bith (@bith72) September 25, 2021
ゴッホのようにどんなに売れなくても自分を貫き通して、死後評価される人もいるから「今」の価値観で「これは売れない」と言ってしまうのは駄目ですよね。
風はどっちに吹くかわかりません。
個性のある人を上手く育成していければいいのだろうけど、生活があるだろうし…
— 檀@求職中 (@RLGcxKezUwIh20o) September 25, 2021
絵が売れない奴は無能なら、ゴッホなんてとんでもなく無能だもんね。 https://t.co/TDAEhSjK3a
— ラスク(フーリーのはごろも) (@siver_punk) September 25, 2021
芸術に限らずそういう路線で物事考えるのが普通になってしまったら必然的にみんな行き先決まってくるし、それってやる方も見てる方もかなりつまらんと思う。 https://t.co/nHJohTBQMk
— やまじ (@peko_toto) September 25, 2021
これには、いろいろな背景がありそうですよね。
SNSがそういった現象を助長しているように思います。今は情報は流れてくる時代になってしまったので、掘り出されることが少ない。どれだけ才能を持っていても、セルフプロモーションがうまくできない人は情報の波にのまれて、自尊心を失っていくばかりかと。
— ぞうもつ (@momo16akisan) September 25, 2021
市場化論のパラドックスみたいなものがあって、本来は「市場化すれば個々多彩な商品が差異化されて出現するようになる」と言われるのですけれど、実際はリスク回避的な行動が支配的になり、みなが(ある程度)許容しそうな絵柄に収斂することが多い、という話がありますね。価格の収斂に似ています。
— 遠藤 with another view (@endoucom) September 25, 2021
「絵が売れる」という視点はビジネス的であって、個人的にアートというのは「自己表現」だと思ってる。
だから売れる売れないはそもそも関係がないというか、目的が違うというか。
だから「絵が売れない奴は無能」という考えは非常に独りよがりな見方ですよね。
そうならない事を祈ります。 https://t.co/DROHkyrn06
— 鉄拳&投資大好き兼業トレーダーshima (@kazn1988) September 25, 2021
無能かどうかは、別として
売れないと
生活することが出来ない。
ここが結局一番
難しいように思われる。
— マニマニの会 会長 (@manimaninokai) September 25, 2021
本当に難しい問題ですね……。