【今さら聞けない『鬼滅の刃』入門】猪の皮をかぶったアイツ…嘴平伊之助を簡単解説!

コラム

 

言わずと知れたメガヒット作『鬼滅の刃』。魅力的な人物が多く登場する同作のなかでも、猪の被り物をつけた嘴平伊之助は、特にファンが多いキャラのひとりでしょう。今回は伊之助の性格を分析し、人気の理由を探ってみました。

 

 

■好戦的で怖いもの知らず! 爽快な戦いっぷり

伊之助は鬼殺隊のなかでも特に好戦的で、誰が相手であろうと構わず戦いを挑んでいきます。その性格は、彼の口癖「猪突猛進」という言葉にも象徴されていますね。伊之助は幼い頃に母を亡くして野生の猪に育てられてきたため、他の生き物との力比べや、より強くなるための戦いに意欲的なのです。

また、怖いもの知らずな性格ゆえに、伊之助はビッグマウスだったりもします。例えば初登場の鼓屋敷では、炭治郎も鬼の血鬼術にたじろぐなか、勇敢に立ち向かい「さあ化け物!! 屍を晒して俺がより強くなるための、より高く行くための踏み台となれェ!!」と威勢良く言い放つのです。あまりに命知らずな行動が心配になることもありますが、その爽快な戦いっぷりは、伊之助の大きな魅力でしょう。

 

 

■野生で生まれて愛を知る…成長過程を見せてくれる

前述の通り野生で育った伊之助は、自然のなかで生き残ることに精いっぱいで、これまで人の温かさにあまり触れられていませんでした。そんなバックグラウンドが影響してか、初登場の頃は情けを知らず、とにかく戦い、強くなることが最優先。鬼殺隊の仲間である竈門炭治郎や我妻善逸にも容赦無く斬りかかっていたのです。

しかし、伊之助は炭治郎らと行動を共にしていくなかで、愛を知っていくことになります。その象徴と言えるのが“ほわほわ”。作中では伊之助が人の優しさに触れたとき、伊之助のまわりを白い綿毛のようなものがほわほわと浮かぶ演出がなされるようになるのです。

そうして人の温かさを知った伊之助が、鬼舞辻無惨との最終決戦で、「あっちこっちに転がっている死体は一緒に飯を食った仲間だ」、「百万回死んで償え」と涙ながらに挑むシーンは何度読んでも胸を打たれます……。

 

 

■ちょっとアホで空気が読めないところがかわいい

これも野生で育ったことに起因する特性かと思いますが、人間の世界の“暗黙の了解”が通用しない伊之助は、突拍子もない行動に出ることも多々あります。その一例と言えるのが、刀鍛冶の鉄穴森さんとのエピソード。那田蜘蛛山での戦いを終えた伊之助は、折れた日輪刀を打ち直してもらうことになりました。

そのとき、伊之助は新品の刀を鉄穴森さんから受け取るやいなや、その場で刃に石をぶつけ、刃こぼれしたギザギザの刀にアレンジしてしまいます。これには普段穏やかで腰の低い鉄穴森さんも「ぶっ殺してやる この糞餓鬼!!」と掴みかかっていたほど。ですが、このような空気の読めなさも、伊之助が持つ不思議な“許され力”によってチャーミングに見えてしまうんですよね。

 

こちらの記事もおすすめ!
これが解れば真っ当な50代? 「今さらながら」の芸能ネタをもとに、自分は年相応なのかをあらためて見つめ直してみた…

これが解れば真っ当な50代? 「今さらながら」の芸能ネタをもとに、自分は年相応なのかをあらためて見つめ直してみた…

ページトップ