『マクロスΔ』より『マクロスF』派という人に読ませたい5人組『ワルキューレ』の魅力考察
2021年10月、『マクロス』シリーズの完全新作である『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE !!!!!!』が全国上映され、盛り上がりを見せている。今回は『マクロスΔ』シリーズで活躍する戦術音楽ユニット『ワルキューレ』5人の魅力を考察していこう。
■口癖は「ごりごり」! おてんばな田舎娘/フレイア・ヴィオン
銀河辺境の田舎・ウィンダミア王国出身のウィンダミア人。頭部に「ルン」とハート型の感覚器官をもっており、心が大きく動くとぴかぴかと点滅する。この設定は彼女のソロ楽曲である『ルンがピカッと光ったら』というタイトルからもうかがえるだろう。
何かしらの返事をする際には「ほいな!」と返したり、「~しないといけんね」など、少し方言のような話し方が魅力ともなっている。また、明るく通る歌声が印象的で、ワルキューレのコンサート時に発する「歌は元気!」というフレーズがよく似合う、本作の中心人物である。
■ユニットのエース! ミステリアスクイーン/美雲・ギンヌメール
ファンから“ミステリアスクイーン” と呼ばれ、『ワルキューレ』のエースとして一目置かれている。フォールド因子受容体の数値がメンバー内で最も高く、比例するように歌唱力もかなり高い。年齢をはじめとした素性の一切が謎に包まれている不思議な存在であり、コンサート時に発するフレーズは「歌は神秘」で、彼女自身を象徴するようだ。
そんな彼女の正体だが、実は「星の歌い手」のクローンであることが2016年のテレビシリーズ21話で明かされていた。ヴァールに対抗するため生み出された存在だが、ウィンダミア王国宰相ロイド・ブレームに利用されそうになったときは、『ワルキューレ』の歌を聴いたうえでともに歌いたいという意思を明確にしていた。
■元アイドルのしっかり者で頼れるお姉さん/カナメ・バッカニア
『ワルキューレ』のリーダーであるカナメ。リーダーを務めるだけあり、ユニットのスケジュール管理なども彼女が務めている。フォールド因子受容体を持っていた元ソロアイドルであったことから『ワルキューレ』創設メンバーに抜擢された。コンサート時に発するフレーズは「歌は命」。
テレビシリーズ9話ではワルキューレを護衛する小隊に所属するメッサー・イーレフェルト中尉が、カナメがソロで歌う「AXIA~ダイスキでダイキライ~」を気に入っていることが明かされ、彼の言葉から自信を得るなど女性としての複雑な心情を見せたことも。
■ふわふわでカワイイけど……メカニックガール!?/マキナ・中島
ピンクのヘアカラーをツインテールで結わいている女の子。コンサート時に発するフレーズは「歌は希望」。『ワルキューレ』のセクシー担当とされているかたわら、機械の取り扱いを得意としており、気に入ったメカにはあだ名をつけてかわいがるという、ちょっと不思議なキャラクターだ。
フレイアのことは“フレフレ”、美雲のことは“クモクモ”など、親しい間柄の存在を特有のニックネームで呼ぶことが多い。同ユニット所属のレイナとは親友的存在で、いつでも隣にいる。
■チームのブレイン、無口な凄腕ハッカー!/レイナ・プラウラー
電子制御担当やハッカーとして、チームのブレイン的立ち位置で活躍するレイナ。コンサート時に発するフレーズは「歌は愛」。もともとは、『ワルキューレ』も所属している星間複合企業体『ケイオス』のネットワークをハッキングし捕まった身であったが、ハッキング能力とともにフォールド因子受容体の保有者であることが認められていたことが、テレビシリーズ21話で発覚。
今では親友的存在であるマキナとは当時とても仲が悪かったが、自分たちの歌がヴァール症候群に対し効果があることを実感してからは心を開き合った。