『東京リベンジャーズ』はわりと人が死にます…抗争で散った “死” が印象的なキャラたち

コラム

citrus 文月

 

『東京リベンジャーズ』では主人公・花垣武道の活躍によって、タイムリープ前は死んでしまったキャラが救われる展開も少なくない。しかし残念ながら、武道が救えずそのまま死んでしまったキャラも存在する。今回は “死” が印象的だったキャラを3名ご紹介。

 

 

■「東卍創立メンバーはオレの “宝” だ」/場地圭介

 

まず紹介するのが東京卍會(以下、東卍)創設メンバーであり壱番隊隊長でもある場地圭介。彼は “血のハロウィン編” にて東卍を裏切り、親友であり東卍創設メンバーである羽宮一虎のために、半間修二率いる芭流覇羅(バルハラ)に入隊した。しかし、それは芭流覇羅を影で操っている東卍参番隊隊長・稀咲鉄太を潰し、東卍を救うためであったのだ。

 

コミックス第8巻における東卍と芭流覇羅がぶつかり合った “血のハロウィン” にて、場地は稀咲を鉄パイプで殴り飛ばすことに成功するも、裏切られたと思った一虎によって背中をナイフで刺されてしまう。場地が刺されたことに激高したマイキーは一虎を一方的に殴り続ける。このまま殴られ続けると一虎が死んでしまい、マイキーは殺人者となってしまう。そう危惧した場地は自分の腹にナイフを刺して死を選んだ。東卍創立メンバーを誰よりも大事に思っている場地だからこそ、最悪の結末を避けたかったのだ。

 

 

■「その時はウチが絶対マイキーを助けてあげるんだ!」/佐野エマ

 

次に紹介するのがマイキーの腹違いの妹である佐野エマ。グラマラスな体型で大人っぽい雰囲気だが、明るい性格であり将来の夢は “お嫁さん” と、中身は年相応女の子だ。 “黒い衝動” が渦巻くマイキーの心の支えであり、東卍副総長である龍宮寺堅(ドラケン)とは両片思いの仲だった。

 

彼女は “関東事変” 前に起きた横浜天竺(以下、天竺)の東卍に対する奇襲の犠牲になってしまう。コミックス第17巻でエマは半間が運転するバイクに乗っている稀咲にバットで頭を殴られ、その場に倒れこんでしまう。あまりに突然の出来事に言葉を詰まらせる武道とマイキー。稀咲はマイキーの心のよりどころであったエマを殺し、彼を傀儡にしようと画策していたのだ。

 

エマをおんぶして病院まで運ぶマイキー。弱まっていくエマを必死に鼓舞するマイキーだったが、エマはそのまま死んでしまう。「エマがなんか…冷てぇんだ…」とマイキーの言葉がむなしく響き渡ったのが、印象的な悲しいシーンであった。

 

 

■「オマエしかいないから」/黒川イザナ

 

最後に天竺総長である黒川イザナについてご紹介。イザナは天竺では絶対的な王として君臨しており、彼と同じ世代である “S62世代” や稀咲、半間など数多くの配下を従えている。彼は過去に施設、少年院と転々としておりその影響で心に孤独を抱えていたが、面会に来てくれる佐野真一郎だけには愛情を抱いていた。そのため、彼の弟であるマイキーにひどく嫉妬しており、彼を破壊することで心を満たそうとするようになってしまった。

 

そんな彼の最期はコミックス第20巻で描かれた “関東事変” のクライマックス。マイキーと激闘を繰り広げるイザナだったが、徐々にマイキーのパワーに押され動きが鈍くなっていく。負けを認められないイザナは拳銃を取り出しマイキーに向ける。そこにイザナの腹心であった鶴蝶が止めに入ろうとするが、邪魔をするなと言わんばかりに稀咲によって彼は銃で撃たれてしまうのだ。打たれてもなお立ち向かう鶴蝶に稀咲は苛立ち3発銃弾を浴びせた。だが、撃たれたのは鶴蝶ではなく彼をかばったイザナであった。

 

心に孤独を抱えて他人をどうでもいい存在として見ていたイザナだったが、鶴蝶だけは常にそばにいてくれた存在。「オマエしかいないから」と最期に言い残しイザナはそのまま息を引き取った。

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