『ベルセルク』まだ残る謎や今後の展開を考察…ゴッドハンドの正体や物語の終着点は?
1989年の連載開始からコアなファンを中心に人気を集め、作者が急逝しても連載再開された神漫画『ベルセルク』。しかし、あまりに重厚長大な物語のため、今なおわからない謎や先の展開も多い。そこで、今回はいまだにはっきりしない謎、今後の展開を3つ解説!
■ゴッドハンドの正体
「覇王の卵」と呼ばれる深紅のベヘリットが引き起こす「蝕」という儀式によって降臨する神の御遣い・ゴッドハンド。作中では主人公・ガッツの宿敵であるグリフィスもゴッドハンドの一角・フェムトへと転生しており、作中最大の敵として描かれている。
しかし、フェムトを除く残りの4人であるボイド、スラン、ユービック、コンラッドの正体はいまだに明らかになっていない。また正体はおろか、その強さも不明な点が多く、ガッツの力がどこまで通用するのかは未知数なのだ。
■髑髏の騎士の正体
ゴッドハンドに続き、謎多き人物とされているのが、骸骨を模した甲冑を身に纏う「髑髏の騎士」。自らを「5人の御遣いに仇成すもの」と称し、1000年に渡ってゴッドハンドや使途と戦い続けている騎士だ。ゴッドハンドと渡り合う実力を持ち、ガッツ一行を助ける、助言を与えるなど本作のキーパーソンとなっているキャラクターである。
彼もまた正体が明らかになっておらず、謎の多い人物。ミッドランド王国における伝説の人物・ガイセリック王との関連性が噂され、彼が「骨の騎士の正体なのでは?」と言われているものの、明言はされていない。
■物語の結末
妖精の島へたどり着いたことにより、ガッツのかねてからの目的であったキャスカの救出は成された。記憶を取り戻し、自我も戻ったため、ガッツの目的はほぼ達成されたと言っても過言ではない。そこで気になるのが、『ベルセルク』という物語の終着点である。
一応、ガッツの宿敵であるグリフィスは存在しているが、ガッツに向けて敵意は全くなく、自身の野望である自分の国を作るために傭兵団を率いて戦に夢中だ。たしかにガッツにとってグリフィスは、自分の仲間を殺した忌むべき相手だが、復活したキャスカのことを考えると両者の間に戦う道理があるのかは正直微妙だ。
そのため、あくまで数あるうちの予想のひとつにすぎないが、過去を水に流してガッツとグリフィスが和解し、残りのゴッドハンドを仲間とともに倒すという話になる可能性もあるだろう。ふたりの友情が戻れば、激熱展開になること間違いなしだ。