ホリエモンの「松本人志つまらない」発言を火種とした炎上騒動に若干の同情を禁じえなかった件

コラム

 

「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(49)が9月18日に公開された、とあるYouTube番組で、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志(59)のお笑いを「つまらない」と発言したことがプチ炎上しちゃっている。

 

「とあるYouTube番組」とは、編集者の箕輪厚介氏(37)がホスト役を務める『サウナノフタリ』──そして、その一企画である「NGナシのホリエモンに答えにくそうな質問をぶつけてみた」に堀江氏が出演した際、以下のようなやりとりがあった……らしい。

 

箕輪:好きな「M-1王者」は?

 

堀江:M-1って面白いと思ったことない。M-1をディスってたら、M-1好きなやつに見せられたの。ガチで笑えなかった。

 

箕輪:なんで笑えないんです?

 

堀江:オチが予測できる。なんか、作り込みが甘い。台本の作り込みが甘い。

 

箕輪:ハンバーグ師匠が好きなんですよね?

 

堀江:ハンバーグはM-1じゃないじゃん。最近では、お笑いではハンバーグ師匠。圧倒的にハンバーグ師匠。(中略)その前はオレ、小島よしおが好きだった。

 

箕輪:お笑い偏差値20とかじゃないすか(笑)!?

 

堀江:良いのよ、それが。逆に、作り込めば作り込むほど面白くなくなっちゃうというか…。

(続けて)だから、ダウンタウンの松本さんとかのお笑いがオレ、たぶん一番つまんないと思ってる派。なにが面白いのかさっぱりわからない。

 

これら一連のトークに対し、ネット上には

 

「好みの問題。わざわざ言うことじゃない」

 

……みたいな主旨の批判の声が多く寄せられ、なかには

 

「M-1は作り込みが甘いと指摘しているくせに、作り込まれたネタの代表格である松ちゃんの笑いを批判するのはおかしい」

 

……と、堀江氏のお笑い観の矛盾を突く意見も散見された。

 

この『サウナノフタリ』とは、読んで字のごとく「毎回ゲストを呼んで、サウナというリラックス空間で、相手の油断を誘い、本音をダラッと引き出す」といったコンセプトのYouTube番組である……と、私は推測する。そんな弛緩し尽くしたコンディションでは、ときに論理の「矛盾」だって生じることだろう、つい口を滑らしてチョイキツめな語調の「本音」だって漏れ出てしまうだろう……。こうした企画意図に、ある意味では忠実な格好で乗っかった “惜しみないサービス精神” 的なコメントを、重箱の隅をつつくかのように “炎上の火種” とされてしまい、さらには後日、堀江氏みずから、自身のTwitterで

 

「普通に私のお笑いの好みの話をしてるだけです! 松本さんの番組とか何度も出させてもらってますし、普通に番組MC上手いと思いますよ! ウチの和牛の店にも後輩芸人さん連れてきてくれましたし! 松本さんナイスガイです」

 

(Twitter上での「ダウンタウン派? とんねるず派?」との質問に対して)「どっち派でもないです。イジメなのかイジリなのかパワハラ系の石橋さんの芸風自体はあんま好きじゃないですね。もちろん、それは石橋さん個人が嫌いとかではないですよ」

 

……などと、いちいち懇切丁寧な “弁明” までしなきゃならないとは!? つくづく「ホリエモン業」ってえのは大変な仕事なんだなぁ……と、心中お察ししてしまった。本人のメンタルはカスリ傷すら負っていないのかもしれないが……(笑)?

 

ちなみに、私個人としては、このたびの堀江氏のとんねるず論には猛烈に同意する。私も、石橋貴明のマウント感はあまり好きじゃないけど、人格までが破綻しているとまでは申さない……というか、まったく面識がないからよくわからない。あと、チョコプラやシソンヌや東京03も面白いとは思うけど……「好きなお笑い芸人は?」と問われれば……やはり! 私は昔から『ダチョウ倶楽部』、それと「幽体離脱〜」の『ザ・たっち』と答えたい!

こちらの記事もおすすめ!
国によって 「フットボール」というスポーツが違うのはなぜ?  そもそも「サッカー」の起源とは…

国によって 「フットボール」というスポーツが違うのはなぜ? そもそも「サッカー」の起源とは…

ページトップ