障碍のある子どもたちにも夢の世界を! ディズニー作品をバリアフリー化してください
障碍のある子どもたちにも夢の世界を! ディズニー作品をバリアフリー化してください
この署名で変えたいこと
先日家族でトイザらスに行った日のことです。目の不自由なお子さんが、お母さんと一緒に補助輪つきのキャラクター自転車を選んでいました。お子さんは自転車についたキャラクターのかざりを触りながら、「アンパンマンだ!」と楽しそうにしています。しかし、『カーズ』 や『塔の上のラプンツェル』など、ディズニーキャラクターの自転車は、それがなんなのか分からないようでした。お母さんも説明するのを避けています。
なぜそんなことが起きてしまったのか。それは、毎週テレビ放送されている「アンパンマン」には、視覚障碍者も一緒に楽しめる音声ガイドがついているのに、日本のディズニー作品には、障碍者向けのガイドがついていないからです。
我が子が楽しむことができない作品のことを説明しても、余計に悲しませるのではないか... そんな風に目を泳がせ、口をつぐんでいるお母さんの姿が、いまも忘れられません。
2歳になる私の子どもは最近ディズニー作品が大のお気に入りで、毎日のように『アナと雪の女王』『トイストーリー』『ポカホンタス』などの名作を楽しんでいます。でも、あの目の不自由なお子さんと、私の子どもが友だちになったとしても、我が家で一緒にディズニー作品を観て楽しんだり、「ありのままで」を一緒に歌ったりすることも、できないのかもしれない。
そんなことを思うと、いてもたってもいられなくなり、ひとりの親として、子どもたちに夢を与えるためにも、ディズニーの皆さんに宛てたキャンペーンを立ち上げることを決意しました。
聴覚障害者の方が映画を楽しむ方法として、「バリアフリー字幕」上映があります。話者名や効果音、歌などにも字幕がつく方法で、吹き替え字幕よりもより分かりやすく、情景やス トーリーを伝えることができます。
また、視覚障害者の方向けには、「音声ガイド」があります。情景や登場人物の表情をナレーションで補うもので、想像力で映画を楽しむことができます。
ディズニー作品でもひとつだけ、2016年公開作『ファインディング・ドリー』では、バリアフリー字幕と音声ガイドつきのバリアフリー上映が実施されました。しかし、それ以外の作品では、バリアフリー上映はされていません。
そこで、ディズニースタッフの皆さんにお願いです。 12月に公開される映画『ソウルフル・ワールド』をはじめ、今後の新作映画では、バリアフリー字幕・音声ガイドつき上映を、継続的に実施してください。 また、公式動画配信サービス「Disney+」で公開されている不朽の名作の数々にも、バリアフリー字幕・音声ガイドをつけてください。まずはぜひ、『ファインディング・ドリー』のバリアフリー版を提供してはいかがでしょうか。
世界中から愛されるディズニー映画は、夢や希望に溢れ、個性豊かなキャラクターが感動と驚きを与えてくれます。障碍の有無を問わず、すべての子どもたちがその作品に触れ、ともに心を豊かにできる瞬間を、私は待ち望んでいます。 皆様のご賛同・拡散へのご協力を、心よりお願い申し上げます。
意思決定者(宛先)
- ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社代表取締役社長 キャロル・チョイ
- The Walt Disney Company取締役会長 ロバート・A・アイガー、最高経営責任者 ボ ブ・チャペック