『日刊SPA!』が「女性に(ちょっと)優しくされただけで、すぐ好きになってしまう男」について論じる旨の記事を配信していた。
たとえば、部下の女性社員から「◯◯さんってモテますよね?」と、単なる社交辞令を言われただけで「ひょっとして彼女はオレのことが好きなのか!?」と思い込んでしまうヒト──そういうタイプの男性は「人として親切にしたりお世辞を述べただけなのに、勝手に勘違いして急に距離を詰めてくる」傾向が強い……と、同記事の取材に応じていた東京経済大学全学共通教育センター教授の澁谷知美さんは指摘する。ちなみに、その「勘違い」のケースはおおよそだと、次の3つの特徴がある……らしい。
・すぐに恋愛と結びつける
(※性別意識に囚われすぎているのか、仕事上で部下から褒められただけも、「男性として評価された」と感じてしまう。あるいは、恋愛的な自己評価も低いせいか、女性からの些細な褒め言葉を「普通なら褒められるはずもないのに、わざわざ褒めてきたということは、オレのことをいいと思っているのではないか」と受け取ってしまう)
・妄想しないと生き抜けない
(※ポジティブな妄想に浸りながら、辛い現実を生き抜くタイプの男性が実在する)
・↑で温めてきた妄想を実行に移そうとはかる
(※無意識に “社交辞令” をきっかけに、抱き続けてきた妄想を実行しようとする)
そして、これらの “困った勘違い” を防ぐためには、
女性の優しさを渇望する背後には「仕事が上手くいっていない」「上司からパワハラを受けている」「同性の仲間から軽んじられている」……などの問題が隠れているのかもしれません。こうした問題を抱えていないか、自己分析することをおすすめします。
……と、澁谷さんは提言する。
少なくとも現時点での私は「仕事はそこそこ順調」で、「上司からパワハラを受けてもいない(※そもそもフリーランスである私には上司がいない)」し、「同性の仲間から軽んじられている」という自覚もない(※本当は軽んじられているのかもしれないがw)。けれど、会う女子会う女子とホンの二言三言交わしただけで、すぐ
「このコ…もしかしてボクに気があるんじゃねえの?」
……と勘違いしてしまうきらいは……なくもない。が、「すぐ勘違い」はしても、そこからの行動はわりに慎重だったりもする。
「この世の中、そんな美味しい話なんて、そうそうあるもんじゃない!」
……といったストッパーが同時に即時かかってしまうからだ。こんなゴメスを、ある友人は「臆病すぎる」と批判する。しかし、「すぐ勘違いして相手(女性)に迷惑がられてしまう」よりは、幾分マシなのではなかろうか? 還暦も間際になれば
「相手が自分に対してほんのり関心を示してくださっている」
……という事実だけで十分満足──お腹いっぱいになれるのである。さらに、そういう控えめな姿勢こそが「出会い」という面でも必ず好循環を生む……と私は信じている。
以上、私のこの考えに大なり小なり賛同していただけるなら、とりあえずは「キャバクラ」なり「ガールズバー」なりに足を運んでもらいたい!
「会話にお金を払うシステム」の空間で女性からの社交辞令をたっぷりと受け入れ、その都度ごとにアクションを起こしては、たんまりと痛い目に遭う……という修行を重ねてこそ、はじめて鍛え上げられた鋼のメンタルを有することができるのである!?