モデル兼タレントのアンミカ(50)が、11月29日に放送された昼の情報番組『ポップUP!』(フジテレビ系)に生出演。「好きではない人との交際」について、持論を語っていた。
この日、同番組では「好きではないけど告白されたら付き合う? 付き合わない?」というテーマでトークが展開され、アンミカは「付き合わない」と即答──それ以降のおおよその流れは、以下のようなものであった。
アンミカ:付き合うっていうところまで好きになる努力をして、やっぱり無理やんなと思ってやから。
(※続けて)(好きではない人と交際する人は)付き合うまでが長い人と、付き合うまでが早い人が大前提であると思うねん。ただ、例外は、ダメンズばっかり選んでる友達。また暴力が、また借金が…とか言う人には「アンタ、せっかく今回ええ人があれだけ(好きと)言ってくれてるんやから、付き合えば?」って勧めます。
(お笑いトリオ『3時のヒロイン』の)福田麻貴:無責任やな(笑)。
アンミカ:ダメンズばっかり選ぶ子おるやん、ええ人に告白されてるのに、(なかなか)付き合えへん子には「まず付き合ってみいや」って言うてまうけどね。
あくまで、対「ダメンズばっかり選ぶ女性」といった “限定付き” ではあるものの、
「まず付き合ってみいや」
──なんて身に沁みる素晴らしいお言葉なんだ……と、激しく胸を打たれてしまった。「みいや」というベタベタの関西弁が、またその説得力を10倍増し状態に演出している。まさしく「大阪のおばちゃん」(失礼!)ならではの凄まじくかつナチュラルすぎる圧ではないか!?
私はこのありがたき金言を、今回は「ダメンズばかり選ぶ女性」だけではなく、(私も含む)もう少々対象範囲を広げた男女に向け、そのままの豪速球を再び放って差し上げたい。たとえば、
「カレシ(カノジョ)は欲しいけど、全然出会いがなくて……」
……と、愚痴るアナタ! 私の友人である脳神経外科医の菅原道仁先生は、拙著『モテと非モテの脳科学 - おじさんの恋心はなぜ報われないのか - 』(ワニブックスPLUS新書/菅原道仁共著)でこう語っている。
我々人間は「すべてが目に見えている」と思い込みがちですが、じつは「見えている部分と見えていない部分」があります。つまり、情報の全部が脳に入ってきているわけでないので、「自分なんて…」「意中の男性がいない」と嘆いている人は、「見えていない部分」を囲っているブロックをいったん外さないと、あなたと真に相性がいい男性を見逃してしまう──これを「選択的注意」と呼びます。「一つの事象に集中し過ぎていると他の事象が見えなくなること」です。
「ブロックを外す」ための具体的な方法としては、たとえば「違う部署の男性にわざわざ話しかけてみる」──それだけでも視野は十分に広がります。結果、自分がタイプじゃない男性だったとしても「この人はどういうヒトなんだろう?」と興味を持つことが重要なんです。「自分に興味を持ってもらう」という待ちの姿勢ではなく、「自分から興味を持ってみること」を習慣づけましょう。
いっそうの “荒療治” を提案するなら、思い切って
「 “ハードル” という概念自体を払拭してみる」
……のもいい。そりゃあ、「アナタにとって絶対に譲れない部分」を死守すべきなのは当たり前。「親を大事にしない」「女性を平気で殴る」「人のお金を盗む」……とか? だけど、年収とか顔の良し悪しとか身長がどうのこうのは、正直どうだっていいじゃないですか!
「絶対に譲れない部分」
……を増やしすぎるのはいただけない。最低でも3つ、できれば2つにとどめておくべき。
「両親を大事にする・暴力を振るわない・ギャンブルをしない、以上!」
……みたいに。こうした「譲れない部分を削る作業」によって「アナタの理想」も、おのずとシェイプアップされていくのだ。