【話題】長州力のプライベート全開ツイートには、SNS社会をストレスレスで生き抜くヒントがあった

 

かつては「革命戦士」の異名で人気を博した元プロレスラー・長州力(ちょうしゅう・りき)のTwitterアカウントが地味にバズっている……らしい。


 
どれくらい「地味にバズっている」のかというと、2020年の1月7日時点で、アカウントでは35ツイートがアップされ、平均リツイート数は約2400、平均「イイね!」数にいたっては約9500を叩き出しているという(※ちなみに、日本有数のフォロワー数を誇る有吉弘行の直近33ツイートの平均リツイート数は670……なんだとか)。いったい、なにがそこまで目の肥えたネット住民の皆さまの琴線を揺さぶっているのか? とりあえずは、その奇天烈すぎる“作品”の一部を紹介してみよう。
 

 

 

 

 

 

 

「意味不明」のひと言で片づけてしまえばそれまでなんだが、この世に数百も数千も溢れかえっている幾多もの「意味不明」のなかでも群を抜いたソレであることに間違いはない。

 

「ハブ入りの泡盛をファミマで販売する」といった発想、「ばかたれー!」で始まる怒りの文面の末尾をお日様の絵文字で〆るシュールさ……ほか、たしかに着眼すべき点はてんこ盛り状態ではあるのだけれど、おそらく長州本人はTwitterとLINEの区別もできず、単に“第二者”とのやりとりをするためのツールとして活用しているだけなのではないか。こうもたくさんの「セーブ」(※「フォロー」?)がつくことのすごさ、銭の匂いにすらまったく気づいてもいないのだろう。一応、

 

 

……ってとこにはお気づきになっているみたいだが?(願わくば、Facebookあたりを利用して、長い文章にもチャレンジしてもらいたい)

 

従来、TwitterをはじめとするSNSとは、日本全国に万単位のファンを持つアイドルにせよ、友だちが一人もいない引きこもり系にせよ、必ず「他人の目に入ること」を前提として“作成”されるものである。さらに、インターネットの世界では玄人・素人問わず、迂闊な内容の発信を“外”へとしてしまったら最後、一斉に集中砲火を浴びてしまう危険性と常にとなりあわせだったりもする。

 

そんななか、「(おそらく)TwitterとLINEとの区別ができていない」長州力が示唆するプライベートをさらけ出した……いや、「プライベート」といった概念自体を放棄した“ノーガード戦法”は、今後の衆人監視社会をストレスレスで生き抜く、大きなヒントともなり得るのかもしれない。