江頭2:50『エガちゃんねる』登録者数100万人突破から考えるYouTube本来の意義

 

お笑い芸人である江頭2:50(54)のYouTubeチャンネル『エガちゃんねる』の登録者数が2月9日に100万人を突破した……らしい。


2月1日の動画投稿開始から9日間で、じつに112万人が登録。これは1日間で100万人を突破したアイドルグループ『嵐』の公式チャンネルに次ぐ早さで、芸人では史上最速記録なのだという。

 

『スポニチAnnex』によると、江頭は初日、尻に筆を刺して習字を書く動画を投稿してYouTuberとしての活動をスタート。その後「1年間で100万人を超えなかったら体の毛を全部剃る」と宣言。自身のツイッターでは、

 

「いいか、お前ら! 人間、すべてを失ってからが面白いんだよ!! 俺はどん底からはい上がっていくぜ!そして、これからもどんどん伝説つくるぜえー! 応援ありがとな! 」

 

……と。またスポニチの取材に対しては、

 

「俺には別にタイミングなんて関係ないんだよ!俺はやりたい事、やりたいお笑いがいっぱいあるんだよ!それが、ユーチューブだったら全部できるって聞いて、それならやってやろうって思ったんだ」


……と、数々の“名言”も生まれている。


いっぽう、YouTuberとしては肝となるはずの広告収入は、少なくとも「#1」では正式に審査落ちしているようで、稼ぎの面では前途多難な幕開けとなっている……んだとか。
 

とてもイイ話ではないか。いつごろからか、YouTubeに広告収入が絡み、(やりようによっては)莫大な利益を得られる“媒体”となり、「YouTuber」なる職業が正式的に社会認知されつつある昨今、
 

「登録者数はアッという間に100万人超えたのに、広告収入はサッパリです…」
 

……といった事例は、まさに「皮肉」と呼ぶに相応しい。
 

だが、そもそもYouTubeとは
 

「ネットに自分がつくった動画を気軽に流すことができること」
 

……こそが魅力のツールであり、たとえば芸能人なら、
 

「テレビでは放送してもらえないデンジャラスな芸事や、マスメディアとしては多数決的に成立しづらいニッチな企画を実験的に発信する」
 

……のが、本来の“健全な利用法”ではないのか? だから、エガちゃんの「俺はどん底からはい上がっていくぜ!」「タイミングなんて関係ないんだよ!」「俺はやりたい事、やりたいお笑いがいっぱいあるんだよ!」「それが、YouTubeだったら全部できるって聞いて、それならやってやろうって思ったんだ」……諸々の“魂の叫び”が、いちいちハートに突き刺さる。エガちゃんにとって、広告収入なんてものは後から付いてくるボーナス、“オマケ”でしかないのだ。
 

ここ数日、宮迫のYouTuberデビューが、ちまたで物議を醸しているが、相方の蛍原、それに明石家さんまや松本人志ほか先輩芸人らとの人間関係的な兼ね合いの部分はとりあえず置いておき、「マスメディアとしては多数決的に成立しづらいニッチな企画を実験的に発信する」という意味のみで言えば、一応ちゃんと“正しい使い方”をしているのである。