「ゆうこりん」ことタレントの小倉優子(36)が二度目の離婚危機にあるという。そして、同スクープを受け、「男女関係に詳しい」そうな弁護士の堀井亜生さんというヒトが、「ライフ・漫画・エンタメの3大カテゴリーで暮らしに話題と気づきをお届けするウェブメディア」を謳う『大人ンサー(=オトナンサー)』で、その要因を分析なさっていた。ゆうこりん本人にとって、また私をはじめとする小倉優子というタレントにさしたる興味がない人間にとっては「余計なお世話」以外の何物でもない記事でこそあれw、一般論としては、かなり注目すべき言及もいくつかあったので、とりあえずはここcitrusでも紹介しておきたい。
「ママタレ」としての地位を確立している小倉さんは、ブログやインスタグラムなどのSNSでプライベートについて積極的に発信しています。その中で特に目立つのは、料理の写真です。品数が多く、栄養バランスも考えられていそうで、彩りにも食器にも盛り付けにもこだわった料理ばかりです。小倉さんのきっちりとした性格と「完璧な妻」の姿が垣間見えます。一見、良いことのように思えますが、筆者はそこに離婚危機の原因があるのでは?と推測しています。
つまり、毎日がオーガニック食材をふんだんに使ったゴージャスでスキのない料理やらホームパーティ用の余所向け料理ばかりだと、夫は息が詰まってしまう──「たまにはハンバーグも食べたいよ〜!」って理屈である。
たしかに、こんな食生活を常態的に強いられたら……夫としては、妻の目を盗んで吉野家だとか家系のギトギトラーメン屋だとか白米おかわり自由のトンカツ屋だとかに、つい足を運んでしまうのも無理はない。あと、度の過ぎた整理整頓や潔癖を義務付けられるのも、私はつらい。「好きな女性のタイプは?」と問われた際の、私のマストな回答の一つは「適度な不潔性に耐性がある女性」ゆえ。ただ、さすがに今のご時世、家に帰ってきてうがいも手洗いもせず、鼻をほじりながらいきなりポテチをバリバリかじるような女性はカンベンだが……?
もちろん、今回の弁護士先生の「分析」は、あくまで「垣間見えた」部分からの推測にすぎないため、ゆうこりんの本質が本当にそういった「完璧妻」なのかどうか、真実はわからない。が、“高嶺の花”という障壁を乗り越えてようやくゲットした「100%の理想妻」が、私生活においても100%の「完璧」を固守する女性だったとしたら……いくら外見や肩書きほかがパーフェクトであろうと、夫のストレスはパンデミック状態で募っていくのも察して余りある。たぶん、私は半年も持たない。また、私と同程度の緩やかな感性に留まっている男性は、案外多数派に該当するとも思う。
ところが、前出の弁護士先生は「完璧妻にオススメできる男性は実在する」と提言する。ズバリ!「完璧主義な男性=完璧夫」である。そりゃそうだ。おたがいが「オーガニック料理しか絶対口にせず、洗った皿に残った1ミリの食べカスも許せない」みたいな性格だったら、それはたとえ他の夫婦の目には“異常”に映っても、彼ら彼女らからすれば“普通”でしかないのだから……。
結論を申せば、「完璧の度合」こそが、男女の相性でよく言われるところの「価値観」「フィーリング」ってヤツなのではなかろうか? その偏差値が高くなればなるほど当たり前の話、母数も減ってくるのだが……。