ズバリ申して、私はMatt様の熱烈な信者である。基本、面識のない芸能人をはじめとする著名人のインスタは一切フォローしない私だが、Matt様だけはちゃんと(?)フォローして、日々その動向をつぶさにチェックしている。
そんなMatt様が4月5日に自身のインスタグラムを更新。新型コロナウイルス感染拡大がちまたに広がっているさなか、こんなメッセージをストーリーズにて投稿した。
「今日からコロナに対してマイナスな発言しないことにした!」
「恐怖心は免疫を下げるし恐怖チャンネルにダイアルを合わせたらこっちの負け 私たち一人一人がプラスの波動を出すの。これまで僕はみんなに危機感を持てと言ってきたけど。そこに恐怖心まで抱かせてしまった。申し訳ない」
(※ゴメス註:↑潔い謝罪)
「だから今日から僕は無条件の愛でプラスの波動を出す」
「これは私達には見えないウイルスと人間の戦いなの。100年前に同じこと起きたけどその時の医療レベルと知識は全く違う。冷静にならきゃね。宇宙からのお試し。必ず人類なら解決できる。ここにはたくさんの気づきと学びがあるから」
Matt様のインスタのフォロワー数は約32.5万人。対するゴメスのフォロワー数は500人弱。インスタだけでも私の650倍以上もの伝播力を持つMatt様が、こういったキラキラの慈愛に溢るる素敵なメッセージを、コロナショックによって疲弊とストレスに満ちた全世界へと発信してくださり、私もすごくうれしい。
3月の末日、ここcitrusに『新型コロナウイルスショックのさなか、あえて「批判」だけではなく「称賛」のニュースに触れたいのは私だけなのか?』なるタイトルのコラムを寄稿させていただいたのだが、私が言いたいのは、まさにおおよそがMatt様のメッセージにあったような、そういうことなのだ!
危機感を煽るニュースは、専門家でもないMatt様や私がわざわざ便乗しなくてもテレビをつければ、スマホをスクロールすれば、山ほど目に入る。となれば、有名無名を問わず私ら“素人”がやるべきなのは、Matt様がおっしゃるところの「プラスの波動」をひとつ一つ積み重ねていくことなのではなかろうか。私はこのMatt様が提唱するムーブメントを「Mattポジティブ」と名付けたい。
たとえば、歌手の小柳ルミ子(67)が自身のブログで、4月7日の夕方に行われた安倍首相の緊急事態宣言の会見を
「あんなに言葉数を並べては『1番伝えたい事』が伝わらない」
「正直言って喋りが下手だなとも思った」
……みたいな感じで分析なさっていたが、政府の方針に関する私個人の考えは置いておいて、(おそらく)原稿は昨日今日に見せられたばかりであろうに、カンペもほとんど見ず、よくあれだけの長い“演説”をこなせるものだな……と、単純に感心した。たしかに、具体的な打開策はほぼ聞かれなかったものの、それなりの切迫感は、少なくとも私にはじみじみと伝わってきた。なんでもかんでも批判ばかりじゃ、こっちの気分もホント滅入ってしまう……。
タレントのドロンズ石本(46)が、自身が経営する馬肉料理屋で「(予約があったから)準備して店長と待っていたが、(予約時間になっても)連絡がないのでこちらから連絡すると『自粛要請出てるのに行けるわけねぇだろ、逆にそっちやってるのか!?』と逆ギレされた」ことをどこぞのテレビ番組でぼやいていた。こうした「100%そのヒト(※この場合は逆ギレしたヒト)が悪い!」ケースだったら、ちょっぴりその無神経さをチクリ皮肉るくらいはお許し願いたい……とも思いますけどね?