週刊女性PRIMEが、『佳子さま結婚へ! 留学先で“理系男子”と愛育まれる 眞子さま結婚問題後の見込み』なる、佳子さまファンな男子らからすれば仰天なスクープを飛ばしていた。
よくよく読んでみたら、
「佳子さまが、進学や就職をされないのは “ご縁談” が浮上しているからだ」
「(佳子さまは)同時期にリーズ大学に留学していた男性Aさんと、真剣交際されているそうなのです。Aさんは都内の理系大学出身で、爽やか系のイケメンだといいます」
……みたいな、秋篠宮家関係者によるリークを中心に構成された記事に過ぎず、結局のところ、まだお相手は「理系」「イケメン」くらいとしか特定できていない「Aさん」表記止まりの、ふわっとした内容でしかなかったわけで、内心ホッと胸をなで下ろした御仁も多かろう。だが、賢明なるcitrus読者の皆さま、ここでよく考えてみてほしい。
皇室に属する正真正銘の皇女に対して、「カノジョにしたい」だとか「ヨメにしたい」だとか「ムスメにしたい」といった大それた想いを、市井の民がリアルに抱くようなケースは、おそらく戦後……どころか日本有史始まって以来なのではなかろうか。
「妄想の自由」は日本国憲法でも保障されている(?)とはいえ、我々なんぞが「佳子さま」こと佳子内親王を、脳内で「恋人」「一生の伴侶」「肉親」「AKB48の総選挙」……レベルで語るなんてポピュリズムは、従来だと絶対にあり得なかった。なのに、なぜ佳子さまだけが……? なにを隠そう、この私もそんな妄想を走らせ、しかもそれを以下のような原稿にしたため、数年前に出版された、とある “佳子さま本” に寄稿までして、小金を稼いでしまった一人だったりする。
たとえば、すでに50歳をとうに過ぎた私が、どういうわけか(※当時佳子さまがご通学なされていた)ICUに合格し、佳子さまが所属するダンスサークルへ入部。偶然にも新歓コンパで向かい合わせの席に。それをきっかけとして急速に距離が縮まっていく二人……奇跡のLINE交換を成し遂げる。
私が今一番お気に入りの、恵比寿にある熟成赤身肉の丸焼きを食わせてくれる小洒落たビストロに佳子さまをお誘いしてみようかとスマホを片手にするが、SPとかがぞろぞろ付いてきてしまうのか? 席数はたしか20? 15? もしかして貸し切り状態?
そもそもそのような身ほど知らずの行動に出てしまったら最後、私の素性は宮内庁やら内閣調査室あたりが瞬殺で丸裸に? いや、すでにされているかもしれない。フライデーだって文春だって黙っちゃいない。「ゴメス」というペンネームを持つ限りなくフリーターに近いフリーライター。エロなネタだっていっぱい書いている。もちろん、宮内庁のジャッジは「アウト」だ。いっそのこと駆け落ち? しかし、内親王を連れての逃避行が成立するほど世間は甘くはない。はたして残された決断とは……?
……と、このへんでロミオとジュリエットごっこはおしまいにしておくが(笑)、ちなみに佳子さまの好みの男性は「一緒にいて落ち着ける方」なのだそう。これまた如何様にも解釈できる、日本、いや世界の男子たちにとっての “新たな妄想の種” となり得るのかもしれない。