のっけから毛むくじゃらの汚い脚を晒してしまってすみませんm(__)m 温泉マイスター(※←公認資格)の山田ゴメスです。
今回こそ、そろそろ本題である温泉の話に戻りましょう。さて。つい先日、このcitrusにアップした温泉コラムの前編で前フリした、福島県にある「ハード系のお湯」とは??? “候補”はいくつかあったんですけど、そのなかでもゴメスがイチオシの、高湯温泉にある温泉旅館『玉子湯』に、日帰りプラン(11:00〜15:00/大人800円)を利用して行ってまいりました!
高湯温泉は『温泉総選挙』で2018年に「健康増進部門」の第一位を獲得した、「奥州三高湯」にも数えられる、知る人ぞ知る“名湯”であります。
ここの湯のなにが「ハード系」なのかと言えば……やっぱ“泉質”ですね。温泉分析書(※温泉所の入口や脱衣所などによく貼られている成分表のことです。「温泉」を名乗る場合、温泉法によって掲示が義務づけられています)には「酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸泉」との表記が……。
一般的に「酸性」の湯は、殺傷力が強く、古い肌を剥がし新しい肌に刺激を与えるので、自然治癒力を高める効果が期待でき、「皮膚病などに良い」とされています。ただし、肌への刺激が強いため、入浴するには注意が必要!「温泉は長く何度も浸かったほうがカラダにいい」みたいなイメージを持つ人も多いでしょうが、強めの泉質のお湯は“浸かりすぎ”が逆効果となってしまう場合もあるので、分析書内にある「正しい入浴方法」を、しっかり守るようにしましょう。ちなみに、酸性泉質だとかアルカリ性泉質だとかの「液性」は、分析書に必ず記されている「pH」の数値から分類するのが通常。
【液性の分類】
酸性:pH3未満
弱酸性:pH3以上6未満
中性:pH6以上7.5未満
弱アルカリ性:pH7.5以上8.5未満
アルカリ性:pH8.5以上
『玉子湯』のpH数は「2.7」なので、かなり強めな酸性の湯ってことですね。
あと、泉質表記にあった「含硫黄」もポイント!『玉子湯』は自家源泉から湧き出る「白濁した100%掛け流しの硫黄泉」、それに至るところに無骨なかたちで点在する露天風呂が魅力の温泉宿──宿に近づいただけで、硫黄泉特有の腐卵臭がぷんぷんとただよってきて、筋肉疲労や冷え性をはじめとする一般適応症のほか、慢性皮膚病、切り傷、糖尿病などの改善が期待できます。
ボクなんかは「ワイルドな風景に囲まれた匂いのキツい濁り湯」ってシチュエーションだけで、もう萌え萌え状態なんで(笑)、まさに「温泉の聖地」とも呼べる理想郷的な趣きを心ゆくまで堪能させていただきました!
ほかにも福島県には素敵なスポットがたくさんありますので、もしご興味があるなら「中編」で紹介した『-ふくしま-テレワーク体験』の詳細を調べてみても良し! ぜひ一度、“滞在”にチャレンジしてください(^^)/