元グラビアアイドル兼タレントの森下千里(39)が、今秋任期満了を迎える次期衆院選に自民党の公認候補として宮城5区(石巻市・東松島市など)から出馬することが3月14日、事実上決定した……らしい。がんばってもらいたい(←心ないエールw)。
ところで、同報道がまだ「出馬か?」の段階で一部スクープされた数日前(3月8日)、ツイッターでトレンド入りしたのは「森下千里」ではなく「森高千里」だったという。「すわ! あの森高が政界進出!?」って勘違いしちゃったんですね……ネット住民の皆さま方々は。でも、その逸(はや)る気持ちはすご〜くよくわかる! だって、パッと見の字面はほとんど一緒ですもん。そして、こうした誤りを犯しやすい「よく似た名前のタレント」は、他にもたくさん実在する。今日は、そういう(我々一般人からしたら)少々迷惑(?)なヒトたちを、あらためて振り返ってみたい。
まず、“横綱格”としたいのは、やはり水野真紀と水野美紀。このお二人に坂井真紀と酒井美紀が加わってしまったら、もう大変! 深いパラドックスの世界へと迷い込んでしまう。とりあえず私は「政治家(後藤田正純)と結婚したほうが水野真紀、シュッとした演技派で、園子温監督の映画でヘアヌードを披露したほうが水野美紀」といった風にインプット──坂井真紀と酒井美紀の区別はすでにあきらめている(※あきらめても、とくに私の私生活には支障がない)。
陣内孝則と陣内智則も、なかなかにやっかいな“一文字違い”だったりはするけれど、「俳優」に「お笑い芸人」と、フィールドも世代もかなりかけ離れているため、少なくとも私はわりと正確に判別できる。木村文乃と木村佳乃も「世代がかけ離れている」という点で、大丈夫(※なにが「大丈夫」w?)だ。
いっぽうで、宮川大輔と宮川大助(・花子)のほうは「世代がかけ離れている」とはいえ、けっこう苦労(?)している。同じお笑い芸人で所属事務所も同じ(吉本興業)。じつのところ、私はつい最近まで「二代目・宮川大輔」みたいな感じだとばかり思い込んでいた。「輔」と「助」が違うってことに気づいたのも、ここ数年ぐらいの話である。
古典的なケースというか、「間違えやすい名前のタレント」のルーツ的な存在とも呼べる(?)のが峰竜太と竜雷太だ。おそらく「竜」という字が強すぎるのだろう。今でも判別するときはワンクッションを必要としてしまう。このコラムも念のため、おたがいをウィキってから書いた。全世代的な知名度で申せば、峰竜太のほうが上な気がするが、私らのような『太陽にほえろ』世代は「竜」と「太」がつくタレントとくれば、圧倒的に竜雷太──そこらへんを加減乗除すれば、お二人ともが同程度のポジションへと落ち着き、いささか混乱してしまうのである?
まだまだ、蒼井優と蒼井そら(※脱いでたほうが平仮名)、濱田マリと浜田麻里(※歌だけじゃなくなんでもやるほうがカタカナ?)、内田理央と内山理名(※私が好きなほうが内山)……モロモロと、挙げてみれば案外キリがなかったりもするのだが、あと一つ! みちょぱとゆきぽよを我々はなぜ、一文字たりともダブっていないのに(※あえて指摘するなら「ぽ」と「ぱ」が似ている?)、いまだ瞬間で特定できないのだろう? 今後テレビ界への進出を目論んでいるギャルタレントさんたちには、ぜひ平仮名4文字の芸名だけは避けていただけるよう、切に願っている?