俳優の石田純一(67)が4月18日に自身のYouTubeチャンネルを更新。芸能人同士の熱愛や結婚の裏側について、スタッフからの質問に次々と応じるかたちで、あれこれ語っていた。そして、そんな雑談のなかで一つ、とてもゴメス的には納得できる回答があったので、とりあえずは以下に紹介しておきたい。
(スタッフからの「ドラマや映画などで共演者同士が内緒で付き合っていたりしたら、周囲にはバレないのか?」という質問に対して)「付き合っちゃうと、やっぱりバレますよね。一番先にわかるのは(他の)共演者より監督とかね。一番(作品のことを)考えてるじゃないですか。監督が男性だったら、女優さん自体を魅力的に見せようと入れ込むわけですよ。ほとんど惚れてるような状態になるから、そこからバレますよね」
なるほど……監督が(異性)俳優の“才能”に惚れ込んで、いつの間にか擬似恋愛的なメンタルへと確変(?)し、尋常じゃない独占欲のようなものが芽生えてしまうってことか……。しかも、「監督」というお仕事柄、俯瞰して俳優さんたちをはじめとするスタッフ全員を眺めているわけだし……。わかる! その気持ち……すご〜くわかりますよ〜!!
コイツをドラマや映画の撮影といった特殊なケースではなく、我々の身の回りにもあり得る一般的な事例にすり替えれば、どんな風になるんだろう?
あえて、例えるなら、
「私(=ゴメス)が立ち上げた某プロジェクトチームに、前々から能力を高く評価していた肝煎りの女性を加入させた。ゴメスの先見の眼が冴えわたって彼女は大活躍。プロジェクトも順調に軌道へと乗りはじめるが、その彼女はチーム内のエース的存在である男性となにやら怪しい間柄に…!?」
……って感じか? あと、
「気心の知れた友人男性とゴメス一押しの女性との仲人役を果たしたはいいものの、いざ上手くいったらヤキモチを焼いてしまう」
……みたいな? ちょっと違う!?
う〜ん、心境としては、たしかに複雑……ですな。仮に私が既婚者であっても特定の彼女がいたとしても、関係ない。もしかすると、自身が心血を注いだプロジェクトや仲人であるにもかかわらず、みずからその順風満帆をぶち壊すようなアラ探しくらいはしちゃうかもしれない。こう見えて(どう見えて?)ボクって、こと男女関係に関しては粘着質で、けっこう根に持つ一面がありますから(笑)。いずれにせよ、前出の石田純一発言は、じつに的を射ているわけだ。
……なのに、これら一連のやりとりを後追いした記事下にあったヤフコメ欄を見てみると、
「安易な発言は家族に被害が及ぶので、大人しくしておいたほうがいいですよ」
「67歳にもなってこんなくだらないことしか言えないんですね」
「あなたが関係する記事は読みたくありません」
……ほか、石田本人をバッシングするコメントのオンパレード!
そりゃあ、コロナ禍においていろんな失態をやらかしてしまったヒトなのは、間違いない。けれど、今回の「芸能人同士の隠れカップルは他の共演者より監督からバレる」説にかぎっては、まったく論点のステージが異なった話じゃないですか! 少なくとも私は、先入観に囚われて名言を拾いそこなうような人間にはなりたくない。いくら石田純一のイメージが只今どん底真っ最中だったとしても、いいこと言ってるときはちゃんと認めて差し上げるべきなのではなかろーか?